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Thursday, April 30, 2020

【NBAドラフト2020】最も楽しみな選手は誰? - Sporting News JP

NBAドラフト2020へのアーリーエントリーの締め切りが過ぎた。次に注目すべき日程は、米国東部時間6月15日 午後5時だ。下級生選手はそれまでにエントリーを撤回すれば、大学でプレイする権利を維持することができる。

COVID-19(新型コロナウイルス)によるパンデミックの影響で状況は常に変わっていることから、この日程が変わる可能性もあるが、現段階では2020年6月25日(日本時間26日)にドラフトが開催されるものとして動いている。

どういった形になるかはわからないものの、ドラフトは行なわれる予定であり、今年もまた新たなドラフト組を迎えることとなる。

ドラフトが盛り上がりを見せるまでまだ時間はたっぷりあるが、各記者にとって見るのを最も楽しみにしている選手が誰なのかチェックしてみよう。


ジェームズ・ワイズマン

ドラフトで一番最初に呼ばれる名前にはならないかもしれないが、私が一番見るのを楽しみにしている選手は、わずか3試合をプレイしたのちに規定違反の疑いで出場停止となり、シーズンを全うせぬまま大学キャリアを終えたメンフィス大学の216cmのセンターだ。

ビッグガードとウイング選手が多い今年のドラフトのなかで、ワイズマンは228.6cmのウイングスパンを駆使し、ペイント内とリム周りを守れる選手だ。まだ粗削りで、メンフィス大学で1年プレイできなかったことで予定よりも成長が遅れているかもしれないが、このドラフトで最も力強くコートに影響を与えることができる選手になれるフィジカル能力を持ち合わせている。

サイズよりもシュート力を重視したスモールラインナップが主流となっている今、彼のスタイルがどれだけ現代のNBAにフィットするのかという疑問もあるだろう。だが、スイッチからペリメーターを守るだけの俊敏性と、パス能力は持ち合わせているので、外からのシュートがそこまで脅威でなかったとしても、相手ディフェンスは下がって守ると後悔することとなるだろう。

このドラフトで彼がベストプレイヤーになるとは思っていないが、この選手なら間違いないというタイプがいるわけでもないので、特に注目している。トップ10に名前が上がっているどの選手にもそれぞれ不安な点はあり、ワイズマンだけに弱点があるというわけではない。

ゴールデンステイト・ウォリアーズは別の選手を見ているという噂もあり、来シーズン優勝を狙おうとするチームにとって、時間をかけて育てる必要のあるワイズマンは未完のプロジェクトすぎるかもしれない。しかし、インサイドでサイズを欲しているチームでなら、彼がどうフィットするかは注目だ。

- マイカ・アダムズ(@MicahAdams13
 

ラメロ・ボール

答えはラメロ・ボールだ。

ボール一家ほど面白い家族は近年ない。彼らのリアリティショーを見たことがあれば、ラメロがそのなかでも最も興味深い人物であることは周知のことだろう。それとコート上でのポテンシャルを組み合わせれば、絶対見逃せない選手の出来上がりだ。

タフでフィジカルなオーストラリアのリーグに行って、ボールが成長の兆しを見せられるかどうか、私は当初、懐疑的だったが、最後のほうは明らかに成長を見せていた。彼は平均17.0得点、7.6リバウンド、6.8アシストという成績を残している。フィールドゴール成功率40%、3ポイント成功率25%という数字は伸ばさなければならないが、そこが課題だったのは彼がオーストラリアに行く前からわかっていたことだ。次のレベルでプレイメイカーとして活躍する能力をすでに持っており、集中すれば兄のロンゾのような良いディフェンダーにもなれるはずだ。

スペースがふんだんに与えられ、ルールも違うNBAにおいて、メロが特別な選手になる可能性は十分にある。ポップコーンを食べながら彼の旅路を見守りたい。

 - カーラン・ゲイ(@TheCarlanGay
 

デニ・アブディヤ

伸びしろという面に関して言えば、206cmあるイスラエル系セルビア人のアブディヤが最も興味深く、万能型の有望株かもしれない。彼はスカウトが求める要素を全てカバーしており、現代NBAでプレイするためのスキルセットを持ち合わせている。

19歳のアブディヤは北米ではあまり知られていないものの、イスラエルのマッカビ・テルアビブで2年連続リーグ優勝を飾るなど、海外では多くの功績を残している。2019年のFIBA U20 ユーロチャンピオンシップでは、平均18.4得点、8.3リバウンド、5.3アシスト、2.4ブロック、2.1スティールを記録してイスラエル代表を優勝に導き、大会MVPにも選ばれた。オールラウンダーとして活躍できるポテンシャルを覗かせる。

アブディヤのマッカビ・テルアビブでのハイライトを見ると、速攻でボールをプッシュし、ドリブルでディフェンスを切り裂き、チームメイトをうまく見つけ出している。まるで、彼がチームのポイントガードなのではないかと錯覚するほどだ。

ジャンプショットはとてもスムーズで、無理なくクイックリリースで放たれている。NBAではエリート級とはならないかもしれないが、彼のサイズにしては攻守で良い爆発力を持っている。ポイントフォワード、ストレッチ4、さらにはスモールラインナップでセンターをこなすこともできるだろう。

アブディヤを特に魅力的な選手としている要素が、彼の創造性だ。こちらのマッカビ時代のハイライト、2分10秒当たりで見せるベースラインドライブからのダンクを見てほしい。あの角度から、利き手とは逆の手でダンクを成功させているのだ。普通なら試みることすらしないようなプレイだ。

総合力は、往年のデトレフ・シュレンプ(1980~90年代にシアトル・スーパーソニックスなどで活躍したドイツ出身のフォワード)を彷彿とさせる。シュレンプはここ30年で見てきた最も万能型で過小評価されていた選手のひとりであり、2020年なら間違いなくマックスプレイヤーになっていたはずだ。

アブディヤが世界のトップ選手にどれだけ通用するかはわからないが、今年のドラフトは才能溢れる選手がそこまで多くないこともあり、早い段階で注目されるチャンスはあるだろう。

 - アレックス・ノビック(@Anov_SN
 

オビ・トッピン

今季はあまり大学バスケットボールを見られていないが、オビ・トッピンに関して見聞きしてきたことにはとても興奮している。

トッピンは、現代NBAで理想的なパワーフォワードになり得る。オープンコートを走り、リム周りでは力強いフィニッシャーとしてプレイができ、小さい選手にはポストプレイを展開し、3ポイントシューターとしても今季は結果を出している。1年生のときに平均0.6本だった3P試投数は、2年生時には2.6本まで増え、成功率も39.0%だった。

デイトン大学での2年間では、ターンオーバー数(131)がアシスト数(128)よりも多かったものの、パサーとしての能力も垣間見ることができた。

トッピンの最大の課題は、ディフェンスだ。それほどのリムプロテクターではなく、ペリメーターでの守備にも苦労することが多く、ディフェンスで穴になることが多かった。NBAでチームメイトになる可能性のあるカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジョン・コリンズ(アトランタ・ホークス)、ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)といった選手と組み合わせるのは難しくなるだろう。そういった選手とトッピンの組み合わせは、フロントコートの守備力を大きく下げることになってしまう。

それでも、もし彼が平均的なディフェンダーになることさえできれば、NBAでも有能なロールプレイヤー、またはスター選手になれるポテンシャルはある。

トッピンを指名したら最も面白そうなのはゴールデンステイト・ウォリアーズだろう。すでにステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーンがいることから、伝統的なセンターのほうが無難かもしれないが、トッピンならオフェンス面でうまくフィットし、ディフェンス面ではグリーンから多くを学ぶことができるはずだ。

- スコット・ラファーティ(@crabdribbles

原文:NBA Draft 2020: Which prospect are you most excited about? by NBA Canada(抄訳)


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