トップは08年の大分だ。4年目を迎えたシャムスカ監督の下、リーグ屈指の堅守を構築し、クラブ歴代最高の4位に躍進。守備陣は主に、森重真人、上本大海、深谷友基の3バック、ホベルトとエジミウソンのダブルボランチ、西川周作または下川誠吾のGKで形成され、ナビスコカップでは優勝を果たした。ちなみに森重は19年のFC東京でも主力で、Jリーグのなかでも特に優れたDFであることが窺える。
2位には19年のC大阪と11年の仙台がランクインした。当時、チームを率いていたのは前者がロティーナ監督で、後者が手倉森誠監督。どちらも統制された守備の構築に定評のある監督で、そんな指揮官に導かれて19年のC大阪は5位、11年の仙台は4位だった。
トップ10にランクインしたチームのなかで、年間優勝したのは18年の川崎、06年の浦和、13年の広島の3クラブ。16年の浦和はチャンピオンシップで鹿島に敗れたものの年間勝点ではトップで、数字が示しているとおり王者に輝いた06年のチームと同じくらい守備力でも優れていた。
構成●サッカーダイジェスト編集部
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