
香港国家安全法違反で逮捕された香港紙創業者の黎智英氏=AP
【香港=木原雄士】香港警察は10日、中国共産党に批判的な論調で知られる香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏を香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕した。複数の香港メディアが報じた。黎氏の2人の息子や、蘋果日報を発行する壱伝媒(ネクスト・デジタル)幹部が逮捕されたとの情報もある。
香港警察は10日、壱伝媒の本社を家宅捜索した。39~72歳の男7人を国家安全法違反などの容疑で逮捕したと発表した。捜査は継続中で、逮捕者が増える可能性もあるという。
公共放送の香港電台(RTHK)などによると、黎氏は外国勢力と結託して国家安全に危害を加えた疑いが持たれている。蘋果日報は香港の民主派を支援する編集方針で知られ、香港国家安全法にも反対の論陣を張っている。黎氏は長年の民主化運動の支持者で、2019年の大規模デモにも参加していた。
香港国家安全法の施行後、民主派への締め付けは一段と強まっている。同法の施行直後に抗議活動の現場で「香港独立」などと書かれた旗を持っていた男女10人が逮捕された。7月末には香港独立を主張する団体の元代表ら男女4人が内偵捜査に基づいて逮捕された。民主活動家の羅冠聡(ネイサン・ロー)氏ら海外に滞在する6人が指名手配されたとの報道もある。
2020-08-10 02:12:41Z
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