
札幌市中央区の繁華街・ススキノで新型コロナウイルスの感染者が発生した接待を伴う飲食店の情報をまとめた市保健所の内部資料が外部に流出したことが7日、市幹部への取材で分かった。市が流出の経緯を調べている。
内部資料は、従業員や利用客から感染者が発生した店舗やその系列店、陽性者が利用した店舗の店名や住所、営業形態、観察が必要な期間などを一覧にしている。流出したのは7月27日時点の資料で、陽性者が発生した状況などから3段階の注意レベルに分類し、計27店舗が掲載されている。
市幹部によると、内部資料は、感染の疑いがある人の電話相談を受け付ける帰国者・接触者相談センターなどでPCR検査の必要性を判断するために使用されている。紙の資料がススキノの飲食店関係者などに出回っているほか、インターネット上にも流出している。
ススキノの接待を伴う飲食店の感染者は、今月6日までにクラスター(感染集団)が発生した2店舗を含む27店舗で計51人確認されている。
2020-08-07 02:24:17Z
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