Pages

Monday, September 7, 2020

ボート接触死、今年は遊泳区域示すブイ設置されず…コロナで湖水浴場見送られ - 読売新聞

ボート接触死、今年は遊泳区域示すブイ設置されず…コロナで湖水浴場見送られ - 読売新聞

 福島県会津若松市の猪苗代湖で遊泳中の4人がモーターボートと接触し、千葉県野田市の小学3年豊田瑛大えいた君(8)が死亡、母(35)ら3人が重軽傷を負った事故から一夜明けた7日、国の運輸安全委員会による現地調査が始まった。「サッカーと鬼ごっこが好きなクラスの人気者だった」。突然の知らせに、同級生たちの間には悲しみが広がった。

 瑛大君が通っていた小学校では、3年生全員が図工室に集まり、先生が事故について説明した。泣き出す児童もいたという。

 3年間、同じクラスだったという男児(9)は「クラスの誰とでも仲がよく、みんなの人気者だった。ゲームやサッカーが上手で一緒にやった」と語り、「事故はまだ信じられない」と涙ぐんだ。

 同級生らの話では、瑛大君は足が速く、休み時間は友達とサッカーをしていたという。女児(9)は「いつも元気で男子たちの中心にいた。言葉がありません」とつぶやいた。学童で一緒に遊んだという別の男児(8)は「順番を譲ったりしてくれて、優しかった」と言葉少なだった。

      ◇

 事故のあった中田浜は例年、7月20日~8月20日に湖水浴場が開設され、遊泳区域を示すブイや監視員も配置される。だが、今年は新型コロナウイルスのため開設せず、ブイは設置されていなかった。

 監視員は常駐ではないが、遊泳客の安全のため、例年の開設期間に合わせ、8月下旬までは浜を巡回して注意を呼びかけていた。ただ、その期間を過ぎたため、事故当時は不在だった。

 福島県条例では、船舶が遊泳区域を航行した場合は罰則があるが、航行区域で人が泳ぐことに決まりはない。特に中田浜周辺は水深が深く、遊泳客の多い南隣の崎川浜と比べ、船舶が中心だという。湖岸を管理する県会津若松建設事務所は「船舶が頻繁に往来する場所で、泳ぐ人はあまりいなかったのでは」としている。

 国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人は7日、船着き場の倉庫で事故に関係した可能性がある船を調査。熊上尚男調査官は「確認した傷が事故で付いたのかなどを分析し、調査を進めていきたい」と語った。

Let's block ads! (Why?)



2020-09-08 01:46:00Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiN2h0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvbmF0aW9uYWwvMjAyMDA5MDgtT1lUMVQ1MDA4OC_SATtodHRwczovL3d3dy55b21pdXJpLmNvLmpwL25hdGlvbmFsLzIwMjAwOTA4LU9ZVDFUNTAwODgvYW1wLw?oc=5

No comments:

Post a Comment