2020/10/09 06:15 ウェザーニュース
今後は次第に進路を北東に変え、11日(日)朝にかけ四国や本州にかなり接近します。上陸の可能性は低いものの、接近前から大雨や暴風に警戒が必要です。
▼台風14号 10月9日(金)5時
存在地域 足摺岬の南約270km
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北 10 km/h
中心気圧 965 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
沿岸部では時化となって危険な状態ですので、海岸には近づかないようにしてください。
上陸の可能性は低いものの、台風の中心が接近した場合、雨風ともに強まり荒れた天気となるため警戒が必要です。
9日(金)朝時点のウェザーニュースの予測では、11日(日)21時までの3日間(72時間)の総雨量は、紀伊半島南部では300mmを超えるところがあり、関東でも千葉県などで200〜300mmの雨が降る可能性があるとみています。
これに加え、台風の進路が北寄りとなった場合には台風本体の活発な雨雲がかかり、紀伊半島南部や伊豆諸島、房総半島などで総雨量が500mm近い大雨となることも否定できません。土砂災害や河川の増水などに警戒してください。
台風はこの先は徐々に勢力を落とし始めるため、暴風域に入るのは四国や紀伊半島南部、伊豆半島、伊豆諸島、房総半島などが中心とみられます。
ただ、台風の進路が北寄りとなった場合には台風の暴風域に入る地域が増え、広範囲で瞬間的に30m/s以上の暴風が吹くおそれがあります。停電などに警戒が必要です。
明日9日(金)にかけての転向の状況次第で、その後の進路予報がより正確になる見通しですので、引き続き最新の予報を確認するようにしてください。
台風14号の名前「チャンホン(Chan-hom)」はラオスが提案した名称で、木の名前が由来です。
2020-10-08 21:10:00Z
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