2020年10月05日21時10分
自民党岸田派(宏池会)会長の岸田文雄前政調会長は5日、東京都内で開いた同派パーティーで「宏池会の大きな固まりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」とあいさつし、宏池会の流れをくむ麻生派、旧谷垣グループと合流する「大宏池会」を目指す考えを表明した。
岸田氏はあいさつで来年の総裁選に触れ、「勝利できるように政策を磨き力を蓄えて精進したい」と改めて意欲を示した。「菅政権の先に、宏池会として何を目指すか考えていく。国民が一体感を感じられる社会を目指す」とも述べた。
その上で「宏池会は過去に分裂の歴史を繰り返してきた」と振り返りつつ、「宏池会だけでは社会を変えられない。より大きな政治の固まりが不可欠だ」と強調。池田勇人元首相が創始した宏池会を源流とする麻生派、旧谷垣グループとの再結集を訴えた。
岸田氏は9月の総裁選で石破茂元幹事長を上回ったものの、全535票のうち89票と菅義偉首相に完敗。論戦でも存在感を示せなかった。岸田派内からは来年の総裁選について「主流派を固められているのに、本当に出られるのか」(中堅)との声が漏れる。
岸田派座長を務める林芳正元文部科学相が、将来の総裁選出馬を念頭に参院から衆院へくら替えを目指しているのも懸念材料だ。ある中堅は「麻生派には行かない。林氏を担いで総裁選を戦う」と、分裂も辞さない考えを示した。
2020-10-05 12:10:00Z
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