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Friday, December 11, 2020

ポンドが急落、EU委員長が合意なしが最も可能性高いと発言=ロンドン為替概況 投稿日時: 2020/12/11 20:30[みんかぶFX] - みんなの株式 - みんなの株式

投稿:2020/12/11 20:30

ポンドが急落、EU委員長が合意なしが最も可能性高いと発言=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ポンドが急落している。フォンデアライエンEU委員長がEU首脳会議で「合意なしが最もあり得る選択肢だ」と発言したことがきっかけ。13日に英国と合意できる条件が整っているかを判断する、としている。市場では合意なしとなる可能性が高まったとしてポンド売りを強めた。ポンドドルは1.33台を割り込むと1.32台も割り込んで、一時1.3170台まで下落した。ポンド円は138円台半ばから一気に137円台前半へと下落。対ユーロでのポンド売りも強まっている。足元でも上値重く推移。加えて、ドイツなどでは感染拡大を収まらないことを受けて、ロックダウン措置の前倒し導入や強化が検討されているもよう。欧州株、米株先物はともに軟調に推移している。ユーロドルも東京市場での高値圏揉み合いから1.21台前半へと反落。ユーロ円は126円ちょうどまで安値を広げた。リスク動向に敏感な豪ドルも対ドル、対円ともに東京市場でも上げを解消。ドル円は104円を挟んだ狭いレンジでの上下動が続いており、方向性は希薄。米債利回り低下への反応は限定的。

 ドル円は104円近辺での取引。ポンド相場の急落を横目にドル買いと円買いの動きに挟まれている。米10年債利回りが0.88%近辺に低下する動きに103.95近辺まで下押しされたが、すぐに104円台へと戻している。ただ、上値も104.15近辺までと値幅は狭い。

 ユーロドルは1.21台前半での取引。東京市場では1.21台後半へと上昇後、高止まりが続いた。高値は1.2163レベル。しかし、ロンドン時間にはポンド売りが強まるなかで、連れ安となった。一時1.2113レベルまで下落。ユーロ円は126.50近辺が重く、126.00レベルまで下押しされた。ポンドに連れ安となったほかに、ドイツでロックダウン措置の前倒しや強化が検討されていると報じられており、新型コロナ感染拡大が再び経済活動を抑制する懸念が広がっている。欧州株、米株先物はともに軟調に推移している。

 ポンドドルは1.31台後半での取引。フォンデアライエンEU委員長がEU首脳会議で「合意なしが最もあり得る選択肢だ」と発言したことがきっかけ。13日に英国と合意できる条件が整っているかを判断する、としている。市場では合意なしとなる可能性が高まったとしてポンド売りを強めた。1.33台前半から一気に1.32台割れへと下落。その後の戻りは限定的で、足元では再び安値を1.3170台まで広げている。ポンド円は138.50付近から売られ始め、137円台前半へと下落。ユーロポンドは0.91台前半から0.92手前まで上昇した。英文化相は、合意できない場合、混乱はあろうが生き抜くことできるだろう、と述べた。英中銀の銀行健全性審査では、英国の金融システムはEUとの通商合意が得られなくとも離脱に伴う影響を乗り越えられる、と分析した。次第に合意なしに備えるムードへと傾いてきているようだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースはみんかぶFXから転載しています。

配信元: みんかぶFX

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