自身の毛髪を寄付して病気やけがで髪の毛を失った人たちにウィッグ(かつら)を贈る「ヘアドネーション」の啓発動画の撮影会が14日、山口市小郡新町の美容室「フルーム」であり、関係者ら約10人が参加した。
がん患者とその家族の相談・支援などに取り組む山口市の団体「ポポメリー」が企画し、団体の代表で看護師の藤本育栄さん(50)が、3度目のヘアドネーションをした。4年ほどかけて腰まで伸ばした髪にはさみを入れ、50㌢ほど切った。
藤本さんは39歳の時に乳がんを経験。看護師として、抗がん剤の影響で髪が抜けるがん患者らと接する中で「何か役に立てることはないか」とヘアドネーションを始めた。「外見が良くなると笑顔も増える。動画を見た人にヘアドネーションを知ってもらい、支援を身近に感じてもらえたらうれしい」と話した。
12月を「寄付月間」と位置付け、全国で寄付を呼び掛ける啓発キャンペーンと、仕事で培った経験やスキルを社会貢献に生かす県の「プロボノ」事業の一環として実施。取り組みに賛同する県内の団体や美容室、美容師らが集まった。
この日はカットの様子の他に、がん経験者らの思いも収録。動画は3分程度にまとめ、2月中旬までにポポメリーのホームページなどで公開する。
からの記事と詳細 ( がん経験者が毛髪寄付 ポポメリー「ヘアドネーション」啓発動画【山口】 - 宇部日報 )
https://ift.tt/348Gtp5
No comments:
Post a Comment