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働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。
「クローズ」と書かれているある店は定休日だが、中では、撮影機材を使って打ち合わせが行われていた。
東京・三軒茶屋に蔵を構える「WAKAZE三軒茶屋醸造所」。
中で行われていたのは、お酒のライブコマース。
酒蔵と消費者をつなぐ新たなプラットフォームの魅力とは。
日本酒スタートアップ「MIRAI SAKE COMPANY」が運営する、日本の酒蔵を応援するライブコマースプロジェクト「CHEERSAKE(ちあさけ)」。
自社でも酒店を展開しており、新型コロナウイルスの影響を実感していた。
MIRAI SAKE COMPANY・山本祐也社長「そもそも、酒蔵が直接(販売をしに)東京に来る機会が激減してしまった。酒蔵は、一般であれば飲食店を通して販売していたが、そういった販路というのも同じく激減してしまった。消費者も、そうなると同じく受け取れないということになる。飲食店も行くことができないし、蔵の方と交流する場所もなくなったというところで、直接の場所が難しければ、オンラインだったらいいんじゃないかと」
最大の特徴は、全国の酒蔵が自ら配信を行うこと。
このプロジェクトに参加する酒蔵「WAKAZE」は、「1本購入いただいたようでありがとうございます」、「リアルタイムで見られているところが、ちあさけのおもしろいところ」とコメント。
消費者は、コメント投稿や、配信動画からの直接購入も可能。
「こんな感じで、どぶろくは発酵している感じですね」と紹介するのも、ライブ配信ならでは。
また、消費者からの「狭くて作業しにくいとかはないんですか?」というコメントに、「実は、数字で表すと4.5坪しか醸造スペースはなくて」と答える場面も。
醸造所の最高責任者、杜氏である戸田さんは、消費者と直接関わることはこれまで少なかったと話す。
WAKAZE三軒茶屋醸造所杜氏・戸田京介さん「双方向でコミュニケーションがとれるという点と、このタイミングでお客さまが買っていただいたとか、今ここで10本売れているとか、売れ行きの状況もリアルタイムでわかるというのは喜びになる。物理的にもそんなに大勢の人に対して話す機会というのはなかなか持てない中で、想像だが、いろんな地域の方がこの時間にライブで見てくれているのはうれしいこと」
今では全国7つの酒蔵が参加し、場所を選ばず、全世界にお酒の魅力を直接伝えることができるこのプラットフォーム。
MIRAI SAKE COMPANY・山本祐也社長「いろんな地方の酒蔵、遠いところを含めて、北は北海道から、南は沖縄に日本酒蔵はある。そういった方々がどんどん参加をすると、ファンの方、消費者の方も交流の機会が持てるのでいいのではないか」
2020-12-14 20:00:00Z
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