菅義偉首相と東京都の小池百合子知事は1日夕、首相官邸で会談し、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の東京発着の旅行について、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人を対象に利用自粛を呼び掛けることで合意した。期間は今月17日まで。
政府は高齢者らが予約済み旅行を解約する場合、キャンセル無料とする方針を固め、2日にも詳細を発表する。
来訪者や出発者のいずれも国内最多規模の東京の扱いはGoToトラベル事業全体への影響が大きく、経済と感染拡大抑止の双方に配慮した形での決着となった。
小池氏は会談終了後、都庁で報道陣の取材に応じ、「一定の期間我慢していただき、重症者にならない、重症者を出さない、感染しない方策としたい」と述べた。基礎疾患は糖尿病、心疾患などの病気を想定しているとした。
期間を17日までとしたのは、都内ほぼ全域を対象に実施している飲食店への営業時間の短縮要請期間と合わせたと説明した。首相との会談に当たっては高齢者や基礎疾患がある人のGoTo利用停止を含む案を示し、最終的に自粛要請で決着したと明らかにした。
官邸筋は「都は『停止』も想定していたが、それでは基礎疾患がある人に診断書の提出を求めなければならず、手続きが難しくなる。それで『自粛』に落ち着いた」と指摘した(共同)
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2020-12-01 21:27:00Z
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