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Wednesday, January 6, 2021

米上院、民主が多数派に 決選投票で2勝 - 日本経済新聞

米上院、民主が多数派に 決選投票で2勝 - 日本経済新聞

民主党は議会上院でも多数派を確保する見通しとなった(バイデン次期大統領)=ロイター

【ワシントン=永沢毅】米連邦議会の上院は民主党が多数派を確保することになった。複数の米メディアによると、南部ジョージア州の決選投票で民主党が2勝することが確実になった。20日に発足するバイデン次期政権には追い風となる。

ジョージアの連邦議会上院2議席はいずれも共和党現職に民主党新人が挑む構図だ。複数の米メディアは民主のウォーノック氏が共和のレフラー氏を、民主のオソフ氏も共和のパーデュー氏をそれぞれ破って勝利を確実にしたと報じた。

2020年11月の大統領選と同時に実施された連邦議会選で、上院(定数100)の勢力は非改選を含めて共和党が50議席、民主党が48議席となっていた。ジョージアは補欠選挙の議席の改選を含む2議席が争われた。どの候補も総得票の50%以上を獲得できず、州法に基づいて決選投票に持ち込まれた。

民主党は2勝したことで50議席を得た。賛否が同数の場合はハリス次期副大統領(民主党)が決裁の票を投じるため、上院の多数派を事実上占めることになった。共和党は1勝でも多数派を維持できたが、及ばなかった。

上院は予算案や法案の採決に加え、条約の批准、閣僚や大使などの人事の承認の権限を握る。民主党のオバマ前政権の2015年から共和党が過半数を維持している。民主党が上院で多数派を奪還できなければ、バイデン氏の政権運営に打撃となるところだった。共和党から協力を得られない限り政策の実現に大きな支障を来すためだ。

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2021-01-06 21:36:37Z
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