去年4月から11月までの埼玉県の人口の動きは、転入が転出を1万1000人余り上回り、全国で最も多い「転入超過」となりました。
県の担当者は「新型コロナウイルスによるテレワークの普及で、都心へのアクセスがよい埼玉県への移住が注目されているのではないか」としています。
埼玉県によりますと、県の人口の動きは去年4月から11月までの転出が10万716人だったのに対し、転入が11万1876人で、転入が転出を1万1160人上回って「転入超過」となり、全国で最も多くなりました。
どこから転入してきたのかを都道府県別に見ると、最も多いのが東京都からで4万7968人、次いで千葉県が9806人、神奈川県が9587人などとなっています。
埼玉県内では、県南部のさいたま市などで人口が増えている一方で、県北部では人口減少が進んでいることから、県はテレワークをテーマにした動画を作るなどして移住促進のPRを進めています。
埼玉県地域政策課は「新型コロナウイルスによる都心での感染の不安やテレワークの普及で、都心へのアクセスがよい埼玉県への移住が注目されているのではないか」と話しています。
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