フェラーリのシャルル・ルクレールは、ドバイに滞在していた1月に新型コロナウイルスに感染。しかし1月末にチームに合流し、2018年仕様のマシンを使ってプライベートテストを行なった。
昨年は2度の表彰台を獲得し、チームメイトのセバスチャン・ベッテルの3倍近いポイントを稼いだルクレール。今季は新たにカルロス・サインツJr.をチームメイトに迎え、F1キャリア4年目となるシーズンに臨む。
ルクレールは、改善の余地がある要素がたくさんあると感じており、オフシーズンにはマラネロにあるフェラーリの拠点で、その対処にかなりの時間を費やしたという。
「シーズンが始まるまでに、これほどフェラーリにいたことはないと思う」
そうルクレールは語った。
「旧型マシンを使ってかなりの量のテストをしてきたので、しっかり準備ができていると感じている。昨年の自分の弱点がどこなのかを理解するために、これまでと同じような方法で作業をしてきたんだ」
「タイヤマネジメントは、自分が追求しなければいけないところだと思っている。昨年はかなり改善できたので、今年はそれをさらに一歩進めたいと思っている」
「基本的には過去のレースを見て、チームとしても自分自身としてももっと上手くできたことがないか理解し、特にタイヤマネジメントを改善しようとしてきたんだ」
ルクレールは1月にフィオラノで行なわれたテストで2018年のマシン『SF71H』を使って走行した他、2月には2022年用のピレリタイヤ開発テストのため、2019年の『SF90』のダウンフォース量を調節したミュールカーでも走行している。
なおルクレールは、新型コロナウイルスに感染した6人のF1ドライバーのうちのひとりだ。ウイルスの影響はドライバーによって様々だが、昨シーズン中に感染したランス・ストロール(アストンマーチン)は、その影響を過小評価してしまい完全に回復するまでには時間がかかったと明かした。
しかしルクレールは、すでに完全に回復したと確信しており、新シーズンに向けて体力が戻っているかを確かめるため、フィジカルテストも受けたという。
「完全に回復したよ。幸いなことにそこまで酷くなかったから、もう全快したと感じている」
「いくつかフィジカルテストをして、すべてが正常に戻ったことを確認した。だから何も問題ないよ」
なおフェラーリは3月10日の日本時間22時に、2021年を戦うマシン『SF21』を発表する。
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