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Saturday, March 20, 2021

週刊地震情報 2021.3.21 20日(土)宮城県沖でM6.9 広い範囲で震度5強の強い揺れ - ウェザーニュース

週刊地震情報 2021.3.21 20日(土)宮城県沖でM6.9 広い範囲で震度5強の強い揺れ - ウェザーニュース

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2021/03/21 10:45 ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週よりも多い水準です。関東から東北の太平洋側と九州で地震が目立ちました。震度3以上の地震は7回発生しています。(3月15日~21日10時の集計)

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宮城県沖の地震

20日(土)18時09分頃、宮城県沖を震源とするマグニチュード6.9、深さ約59kmと推定される地震が発生しました。この地震により仙台市、石巻市、岩沼市、登米市、東松島市、大崎市など宮城県内の広い範囲で最大震度5強、岩手県大船渡市や一関市、福島県相馬市や田村市、南相馬市などで震度5弱を観測しています。

地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析され、太平洋プレートが沈み込む動きによって発生した地震と見られます。

気象庁は一時、宮城県を対象に津波注意報を発表しましたが、目立った潮位変動はなく、発表から約1時間20分後に注意報を解除しました。2月に発生した福島県沖(マグニチュード7.3)の地震と同様、2011年3月の東日本大震災をもたらした巨大地震の余震活動の一つと考えられます。

政府の地震調査研究推進本部は今後30年以内に宮城県沖でマグニチュード7.9程度のプレート間地震の発生確率を20%程度、今回の規模に近い、マグニチュード7.0~7.5のひと回り小さいプレート間地震の発生確率を90%程度としています。今年に入り東北の沿岸部は地震が多くなっていますので、今回の地震をきっかけに改めて地震対策について、確認を行うようにしてください。

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気象庁は14日(日)1時過ぎに会見を行い、今回の地震は2011年3月の超巨大地震の震源域で発生しており、余震と考えられると述べました。2011年以降に東北の沖でマグニチュード7以上の地震はたびたび発生しており、2011年4月には宮城県沖でマグニチュード7.2の今回と似たタイプの地震が起きています。2016年11月の福島県沖の地震は深さがやや浅く、別タイプの地震です。

また、長周期地震動と呼ばれる波長の長い揺れも広範囲で観測され、福島県中通りでは最も強い「階級4」となりました。「階級4」ではビルなどの建物の中で、「立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。」状況が想定されています。

14日(日)10時時点で余震活動はそれほど活発ではなく、震度3の観測はマグニチュード7.3の地震の発生から28分後と43分後の2回のみです。ただ、地震発生から1週間程度は強い揺れに見舞われる可能性がありますので、室内の片付けなどを行う場合は、揺れた時すぐに安全を確保できるようにしてください。

また、急な斜面では土砂災害、積雪の多い地域では雪崩にも注意が必要です。

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和歌山県北部の地震

15日(月)0時26分頃、和歌山県北部を震源とするマグニチュード4.6、深さ約4kmと推定される地震が発生しました。この地震により和歌山県湯浅町で最大震度5弱、広川町と有田川町で震度4、海南市や有田市、御坊市などで震度3を観測しています。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。

地震発生から約30分後の15日(月)0時59分と、11時37分頃に最大震度3の余震とみられる地震が発生しましたが、その後は活動が落ち着いている状況です。

和歌山県では今年2月15日に和歌山市の直下を震源とするマグニチュード4.0、深さ約4kmの地震が発生し、最大震度4を観測しました。今回の震源は南に30kmほど離れているため、直接的な関連はないと考えられます。

今回の震源付近では2011年7月にマグニチュード5.5の地震が起きており、この時は広川町などで最大震度5強、近畿から中国・四国にかけての広い範囲で震度3を観測しました。地震のメカニズムも似通っており、同じタイプの地震です。

和歌山県北部は従来から地震活動が活発な地域で、マグニチュード4~5クラスの地震がたびたび発生しています。震源の深さが数km程度と、ごく浅い所で起きるのが特徴で、局地的ではあるものの地上の揺れが大きくなり、被害を発生させることがあります。

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異常震域とは?

震源の浅い地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布することが多いものの、深発地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となることがあります。

太平洋プレートが深く沈み込んでいる場所では同様の深発地震がしばしば起き、数年に一度マグニチュード6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。

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世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。日本時間の18日(木)にはアフリカ・アルジェリアの沿岸部でマグニチュード6.0の地震が発生しました。

震源が海底で、陸地では大きな揺れに見舞われなかったものの、非常に小規模な津波が発生しています。スペイン領のバレアレス諸島やイタリアのサルディーニャ島で10cmに満たない程度の潮位変動を観測しました。

アルジェリアはアフリカプレートとユーラシアプレートの境界に近く、地中海沿岸を中心にマグニチュード6前後の地震が時々発生します。2003年には今回の震源から少し西側でマグニチュード6.8の地震が起き、激しい揺れとなった沿岸の都市を中心に多くの建物が倒壊、2000人を超える方が亡くなりました。それ以前の1980年にはやや内陸部でマグニチュード7.7の地震で、やはり大きな被害となっています。

この地域の大きな地震は南北方向に圧力軸をもつ逆断層型のメカニズムで、今回の地震も同様でした。

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アイスランド火山噴火の様子(現地時間20日)

2月下旬から地震活動が活発になっていたアイスランド・レイキャネス半島で、日本時間の20日(土)早朝に火山噴火が始まりました。アイスランド気象局は航空機向けの警戒レベルを示すカラーコードを、最も警戒が必要な赤に引き上げたものの、火山灰などの噴出が見られないため、オレンジに1ランクダウンさせています。

現段階では溶岩流が中心の噴火活動で、流出している範囲は限定的です。人口密集地からは離れているため、すぐに大きな影響を及ぼすことはないと見られています。

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※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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2021-03-21 01:45:00Z
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