2021年03月11日16時52分
開花した縮景園の桜（ソメイヨシノ）の標本木＝１１日午後、広島市中区
広島地方気象台は１１日午後、広島市の「縮景園」にある桜（ソメイヨシノ）の標本木が開花したと発表した。今春、全国で最も早かった。広島では１９５３年の統計開始以来、最も早く、２００４年に記録した３月１９日を更新した。
１１日は標本木で６輪の開花が確認され、同気象台の秋山幸三主任技術専門官は「冬はしっかり冷えた一方で、２月の平均気温が高かったことが影響しているのではないか」と話した。
気象庁によると、ソメイヨシノの標本木の開花が全国で最も早い記録は３月１０日。直近では１０年に高知市で観測した。 
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