3日のコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグ、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのセビージャ戦に3-0で勝利し、合計スコアでも3-2で上回って決勝進出を決めた。ロナルド・クーマン監督は、選手たちの逆転突破を目指す姿勢に大きな満足感を得ている様子だ。
まさに、劇的だった。ファーストレグを0-2で落としていたバルセロナは、前半にFWウスマン・デンベレが先制点を決めるも、同点ゴールをなかなか決められず。後半にはセビージャにPKを与えたが、MFルーカス・オカンポスのシュートをGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンと止めて、九死に一生を得た。そして94分、DFジェラール・ピケのヘディングシュートが決まって何とか延長戦に持ち込むと、延長戦前半にFWマルティン・ブライトバイテが逆転ゴールを記録している。
クーマン監督は試合後、高揚する気持ちをそのまま言葉にしていった。
「私たちは空っぽになるまで戦った。信じられないよ。今夜のチームの仕事ぶりに、とても満足している。私たちは勝利に値したんだ。思うに、セビージャとのここ2試合(ラ・リーガと、このコパのセカンドレグ)では私たちの方が上だった。私たちの方が優れていたんだよ」
「私たちは前線からプレッシングを仕掛けた。今、チームはフィジカル的にもメンタル的にもとても強い。素晴らしいフットボールを実現できなくても、それでもボールを保持してチャンスをつくり出していける。何か、途方もないことだった」
バルセロナはこの試合でも、ラ・リーガのセビージャ戦(2-0勝利)と同様に3-5-2を使用。再び、セビージャを自陣に押し込んだ。
「私たちは前試合と同じパフォーマンスを見せようと試み、成功をつかんだ。3ゴールを決められたし、これ以上を求めることはできない。これ以上は求められないんだ」
「バルサ監督として最も幸せな夜だったか? ああ、そう思うよ。私たちは重要なタイトルを勝ち取りたいと思っている。0-2のビハインドから、とても完璧な試合をやってのけた。監督として、これ以上は求められない。私たちは決勝進出に値したんだよ」
「チームは確かに成長を果たしている。若手にチャンスを与えながらね。私たちはシーズンを通して成長している。ボールを保持して良いプレーを見せられるのは分かっているが、何よりもボールなしのプレーが向上しているんだよ。今の私たちはさらに力強く、もっと走って、もっとプレスを仕掛けられている。私たちの前には何か素晴らしいことが待ち受けていると思う」
クーマン監督はまた、PKをストップしたテア・シュテーゲン、そして94分弾のピケについても触れている。
「PKストップはもちろん決定的だった。もし1-1になっていたら3ゴールが必要になり、残り時間的にもとても難しかった。マルクは素晴らしいGKであり、PKも止めることができる。彼のことを信頼していたし、またセーブしてくれたね」
「素晴らしいプレーを見せたジェラールは、このチームのリーダーの一人だ。とても見事な守備を見せてくれ、前線でも仕事を果たした。(FWアントワーヌ・グリーズマンの)クロスも素晴らしかったよ。本当に重要なタイミングで決めてくれた。しかし、チーム全体が凄まじかったし、一人だけを強調したくはない。チームの全員が誇りを感じるべきだろう」
「延長戦後半のピケの負傷? 様子を見なければならない。以前負傷した箇所とは、また別のところを痛めたようだ」
その一方で、無観客試合での劇的逆転勝利には、物足りない気持ちもあるようだ。
「それは確かだ。観客なしのホーム戦が良いわけはない。フットボールはファンのためにプレーするものなのだから。今日のような夜を9万人とともに楽しめたならば、もっと素晴らしかったろう。サポーターがいないことは寂しく思っている」
「ファンへのメッセージ? まず、選手たちを祝福したい。彼らは決勝の舞台に立つにふさわしい。実践しているプレーによってね。私は、彼らが成し遂げてくれたことが、とても誇らしい」
からの記事と詳細 ( 劇的にコパ決勝に進出したバルセロナ、クーマン「最も幸せな夜。これ以上のことを選手たちに求められない」 - Goal.com )
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