3月決算の本決算発表が本格化
4月も終わりが近づき、決算発表シーズンも本格化してきました。この時期は、わが国で最も数が多い3月決算企業の本決算が発表となります。
早いところはすでに決算発表を終えましたが、多くはゴールデンウイークの連休明けから5月15日までの間に発表を行います。
本決算は、今期の決算の発表と同時に、来期の業績予想も発表することになっているため、四半期決算よりも圧倒的に重要度も注目度も高くなります。
決算の前に行われる「業績予想の修正」とは何か?
上場会社は、3カ月に1度の決算発表が義務付けられていますが、これ以外に「業績予想の修正発表」も行わなければならないとされています。
業績予想の修正発表とは、もともと会社が発表していた業績予想の数値から、売上高であれば10%超、利益であれば30%超のブレが生じたことが判明した段階で、決算発表時期を待たずに速やかに発表するというルールです。
この業績予想の修正発表は、3カ月に1度の決算発表の時期の直前になされることが多くなります。売り上げや利益が当初発表の予想と大きくかい離していることが分かるのは、会社側が決算発表の準備をしている途中であることが多いからです。
そして、本決算のときには、この「業績予想の修正」が個人投資家を惑わせる理由の1つとなるのです。
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