【台北=杉山祐之】台湾東部・花蓮県で2日、多数の死傷者を出す特急列車脱線事故が発生し、家族が集うはずの4連休の初日が一瞬にして暗転した。
中央通信など台湾メディアによると、負傷者が運び込まれた花蓮の病院長は「ほとんどが家族一緒に墓参りしようという人だった」と話した。乗客は「事故直前まで異常は感じなかった」と話した。別の乗客は「気を失い、気付いたら真っ暗だった」と語った。列車内の電灯はすべて消え、皆がスマートフォンで安否を確認し合っていた。「多くの人が横たわり、正視できなかった」と言う。
トンネル内の数車両は脱線で大きく変形した。消防や警察の救出作業は難航し、台北の特殊レスキュー隊がヘリコプターで現場に投入された。乗客の中には、荷物で窓を割って自力で脱出した人々もいた。乗客だけでなく、列車の運転士も死亡した。30代前半で、結婚して1年余りだったという。
日本の外務省によると、台湾東部・花蓮県で起きた列車事故で、日本人の50歳代の男性と、20歳代の女性の2人が軽傷を負った。自力で病院に行って治療を受け、入院はしていないという。
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日立製作所によると、脱線した車両は同社が製造したもので、2006~16年に同型の車両64両を台湾に納入したという。同社は、「事故の原因については把握しておらず、コメントできない」としている。
2021-04-02 11:22:00Z
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