筆者がはるか昔に書いた記事は、最初に多くの人に読まれたウェブに関する記事になった。それ以降、筆者はずっとウェブブラウザーについて追いかけてきた。それから長い時間が経ったが、ウェブブラウザーは今も、現代のウェブを構成しているデータや、物語や、動画が収められている果てなき空間とつながるための主な手段であり続けている。現在、私たちの多くは、ウェブで行う仕事や遊びにGoogleの「Chrome」を使っている。
実は、本当に一番よく使われているウェブブラウザーを把握するための正確なデータを手に入れるのは非常に難しい。NetMarketShareやStatCounterなどをはじめとして、十分な情報を持っていると主張する企業はいくつもあるが、それらの企業が提供している数字は加工されたものだ。しかし米政府の「Digital Analytics Program」(DAP)は、米国政府のウェブサイトへのアクセスに関する直近90日分の最新の統計を提供してくれている。このデータでは世界的なブラウザーの利用状況は分からないかもしれないが、米国のウェブブラウザーユーザーに関しては、もっともよい情報源だといえるだろう。
そして、DAPが提供している過去90日間分の約66億回分のアクセスデータによれば、今もっともよく使われているブラウザーは…(頭の中でドラムロールを鳴らしてほしい)…、Google Chromeで、シェアは約48%だった。これは、2020年春時点でも約49%だった。
シェアが減少したのは、突然別のブラウザーが人気を集めたからではない。そんなことはあり得ない。デスクトップの世界はChromeに支配されている。その原因は、この12カ月間でPCではなくスマートフォンを使ってウェブを利用するケースが増えたことにある。約1年前は、ウェブ閲覧市場の半分強がスマートフォンからのもので、PCを若干上回っていた(約50%対47%)。残りの約3%はタブレットだった。しかし現在では、ウェブ閲覧セッションの約57%がスマートフォンからのもので、ノートPCやデスクトップからのアクセスは約40%にとどまった。タブレット市場は約2%に縮小している。
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