東京都足立区は28日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、区内の高齢者に対し、1回目と2回目で種類が異なるワクチンを打つミスがあったと発表した。現時点で体調に問題は生じていないという。
区によると、この高齢者は今月1日、区内のかかりつけ医で米ファイザー製のワクチンを接種し、今月27日に区医師会館で2回目の接種を受けることになっていた。ところが、誤って区役所の大規模接種会場に行き、米モデルナ製のワクチン接種を受けたという。
2回目の接種時に持参した接種券にはファイザー製の接種済み証が貼付されていた。だが、会場の受け付けスタッフも、問診を担当した医師も1回目のワクチンがファイザー製であることに気づかなかったという。高齢者の帰宅後、家族がミスに気付いた。
区は今後、この高齢者に重篤な副反応が起きないかを注視するとともに、数週間後に抗体の有無を確認するとしている。
2021-06-28 15:04:00Z
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