静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流で、これまでに女性2人の死亡が確認され、安否不明者はおよそ20人いるとみられています。警察や自衛隊は4日早くから捜索を再開し、天候をみながら救助活動を進める方針です。
3日午前10時半ごろ、熱海市伊豆山地区で土石流が発生し、逢初川沿いに海までおよそ2キロにわたって流れ出たとみられています。
この土石流に多数の建物が巻き込まれ、80棟ほどの住宅が流されたという情報もあり、県は詳しい被害の状況を調べています。
警察や消防、自衛隊などが救助や捜索活動を続けていて、3日、女性2人が心肺停止の状態で見つかり死亡が確認されました。
県や熱海市によりますと、安否がわからない人はおよそ20人いるとみられるということですが、正確な数は確認できないということです。
また、熱海市によりますと、これまでに住宅に取り残されるなどした10人を救助し、このうち男性1人が軽いけがをしたということです。
発生から一夜明けた現場付近では午前6時ごろ自衛隊などの車両が次々に到着して隊員たちは歩いて救助活動や捜索に向かいました。
熱海市周辺では4日、多いところで1時間に40ミリの激しい雨が降ると予想され、警察や自衛隊は天候をみながら救助活動を進める方針です。
住民「土石流は複数回発生」
避難所に避難してきた56歳の男性は「ドーンという大きな音と振動があり、玄関先に出てみると、土砂が流れてきていた。その後も2、3回、ドーンという音が聞こえた。母と2人で自宅にいて、自分は避難してきたが、母とは連絡が取れていない」と話していました。
また、64歳の男性は「1回目は音が聞こえず、2回目がばりばり、ぶしゃぶしゃという音がして土砂が流れていた。その後、10分近く経ってから3回目が発生した。真っ茶色の土砂が流れていてものすごいスピードだった。電柱も揺れていた」と話していました。
2021-07-03 22:05:22Z
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