自民党総裁選は29日、投開票され、第27代総裁が決まる。党所属国会議員票(382)と党員・党友票(382)を合わせ河野太郎ワクチン担当相と岸田文雄前政務調査会長が先行し、これに高市早苗前総務相が迫る情勢だ。野田聖子幹事長代行は出遅れが響いている。1回目の投票で誰も過半数に届かず、上位2人による決選投票が確実視されている。決選投票は議員票で先行する岸田氏が有利との見方があるが、衆院選を控え党員票の結果を重視する議員心理が働く可能性もあり情勢は流動的だ。
総裁選は29日、都内のホテルで議員が投票し、28日に締め切りの党員票と合わせて即日開票され、午後に新総裁が選出される。新総裁は臨時国会が召集される10月4日、衆参本会議で首相に指名される。
議員票では岸田氏、河野氏、高市氏の順で支持が集まっているとされる。党員票は河野氏が最多の見通しで、岸田氏と高市氏の順に続いているとみられる。
1回目の投票で過半数を得る候補がいなければ上位2人による決選投票となる。河野氏は1回目で最多となる可能性があるが、岸田、高市両氏の1回目の議員票の合計は決選投票の過半数の215に迫る勢いをみせる。高市氏陣営の若手議員は「2、3位連合で逆転できる。岸田氏が2位なら高市氏の票は丸ごと乗ることができる」と話した。
これに対し、河野氏は28日の記者会見で「自民党が国民の声にしっかりと耳を傾ける政党であることを、総選挙前に世の中にきちんと知らしめていくのが大事だ」と述べ、逆転を牽制した。「河野氏が党員票で過半数を得れば、選挙に弱い若手が河野氏に流れる可能性がある」(閣僚経験者)との声もある。
野田氏の陣営は28日の会合で、決選投票に残ることができない場合、まとまって行動することを確認した。同じ行動をとるのは十数人にのぼるとみられる。二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会、47人)は会合で、決選投票も含め自主投票を決めた。旧竹下派(平成研究会、51人)の会長代行を務める茂木敏充外相は会見で、岸田氏を支持する意向を表明した。
2021-09-28 11:01:14Z
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