
将棋の藤井聡太三冠(19)=王位、叡王、棋聖=が17日、都内で行われた国際将棋フェスティバルに参加し、第8回国際将棋トーナメント(オンラインバージョン)優勝者の張京鼎さん(台湾代表)との記念対局に臨み、角落ち(角のない状態で指し始めるハンデ)で勝利した。
アマ六段の張さんとの角落ちは、藤井三冠としても容易ではない駒落ち設定。序中盤は張さんが鋭い指し回しを見せて苦戦を強いられたが、終盤で乱戦に持ち込むと、薄氷の安全を読み切る高等技術を見せて、177手で逆転勝利した。
初めて外国人との対局を終えた藤井三冠は「気付いていない好手も指されて、素晴らしい技術でした。本当に強いなと感じました」と振り返り、オンラインでの感想戦では「気になるところはありませんか?」と張さんに言葉をかける気遣いも見せた。張さんは「自分は力を尽くしましたけど、終盤で判断ミスが出てしまいました」と悔しくもうれしそうな表情で語っていた。
藤井三冠は近頃、海外普及への高い関心を示しており、10日の棋聖戦就位式でも「将棋は本当に奥が深い素晴らしいゲームだと思うので、海外の方も含め、少しでも多くの方に将棋を知っていただいて関心を持っていただきたいというのはあります。プレーヤーとして良い将棋を指すことが最優先になるのかなと思いますけど、長期的にはそういった視点を持って活動していければと思います」と語っていた。
2021-10-17 07:18:00Z
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