
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから15日で44年となるのを前に、現場となった新潟市で集会が開かれ、母親の早紀江さん(85)らがすべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現するため、政府の具体的な取り組みを求めました。
横田めぐみさんは中学1年生だった44年前の昭和52年11月15日、新潟市で下校中に拉致されました。
そして先月、57歳の誕生日を迎えました。
14日に新潟市で開かれた帰国を願う集会には母親の早紀江さんがオンラインで参加し「めぐみは『なぜ帰れないのか』『どうして助けてくれないのか』と毎日、泣いていると思う。被害者の親は多くが亡くなり、2人だけになってしまった。政府は知恵を働かせ解決に導いてほしい」と訴えました。
また弟の哲也さんは、岸田総理大臣が北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記と条件をつけずに直接向き合う決意を示していることに関連し「日本が条件をつけないと言っても、北朝鮮は『解決済みだ』と言って交渉のテーブルにつかない。この状況を打開するため、政府はあらゆる手段を使って結果を出してほしい」と求めました。
集会には19年前に帰国を果たした拉致被害者の曽我ひとみさんも参加し、ともに拉致され、今も帰国できずにいる母親のミヨシさんについて「ことしで90歳になるが、40年以上一度も会えないままで、これ以上待つことはできない。すべての被害者が元気で帰ってこられるよう、これまで以上の支援をお願いしたい」と訴えました。
集会のあと横田哲也さんは「被害者家族は高齢になり、いつ何があるか分からない。元気なうちに被害者が帰国し、再会を果たせることをせつに願っています」と話していました。
2021-11-14 08:45:55Z
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