
会社員になった方、転職した方にとって、初めての給与「初任給」はとてもうれしいものです。しかし、初任給は人によって異なります。「自分が就職を希望している業種の初任給は高いのか安いのか」気になる方は多いでしょう。 そこで今回は、初任給が最も高い業種と最も低い業種についてまとめました。
業種ごとに見る初任給
業種ごとの初任給を比較してみましょう。 厚生労働省発表の「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」によると、男女計の初任給は平成26年度以降、令和元年まで右肩上がりに増え続けています。 また、男女計、男性のみ、女性のみともに10年前の平成21年度調査と比較しても初任給は現在のほうが高くなっています。学歴別、性別による特徴も述べていきます。 <初任給が高い業種と初任給額> 大学卒で初任給が高い業種は学術研究、専門・技術サービス業 (男性22万9000円、女性22万3800円)、情報通信業(男性21万8300円、女性21万7800円)です。男女ともに同じ結果になりました。 また、高校卒で初任給が高い業種は男性では1位が建設業(17万7000円)、2位が卸売業・小売業(17万700円)となっています。 女性の場合は1位が情報通信業(17万2700円)、2位が建設業(16万7200円)となり、男女で1位にバラつきが出たものの、建設業は男女ともに初任給が高い傾向にあることがわかりました。 <初任給が低い業種と初任給額> 大学卒の場合、男女を合わせた結果では宿泊業・飲食サービス業が20万800円と初任給の額は他業種よりも低い結果となりました。また男女別の結果では、大学卒男性が運輸業 ・郵便業の20万3400円、大学卒女性が宿泊業・飲食サービス業の19万9000円となっています。
学歴別に見た初任給
学歴別にみた初任給は大学院修士課程修了、大学卒、高専・短大卒、高校卒と、男女問わず学歴が上がるほど初任給も高くなる傾向にあります。 男女合わせた結果では、大学院修士課程修了23万8900円、大学卒21万200円、高専・短大卒18万3900円、高校卒16万7400円です。男性のみで見ると、大学院修士課程修了23万9000円、大学卒21万2800円。高専・短大卒18万4700円、高校卒16万8900円です。 女性のみだと、大学院修士課程修了23万8300円、大学卒20万6900円、高専・短大卒18万3400円、高校卒16万4600円です。大学院修士課程修了と高校卒の男女合わせた平均の差は7万1500円です。 初任給の分布を学歴別にみると、大学卒は男女ともに20万円台が最も多く、男性29.4%、女性26.1%です。高校卒は男女ともに16万円台が最多で、男性の40.3%、女性の33.2%を占めます。
業種によって初任給は大きく異なる
業種によって初任給はさまざまです。勤続年数が増えれば昇給も期待できますが、最初から周りと差をつけたい場合、初任給が高い業種への就職がお勧めです。就職先を選ぶ際は、希望する業種の初任給にも注目してみましょう。 【出典】 厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況 厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルフィールド編集部
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