ライター・寺師祥一
ヘアドネーション(髪の寄付)をテーマに人権を考える出前授業が、鹿児島県霧島市立牧園中学校(米森孝代校長、生徒105人)であった。寄付された髪の毛でつくったウィッグを18歳以下の子どもたちに贈るNPO法人「JHD&C(ジャーダック)」の渡辺貴一代表が講師を務めた。
同校では、12月10日の世界人権デーを挟む2週間を校内人権旬間(11月29日~12月11日)に設定。生徒と教職員が一丸となって様々な人権問題に理解を深める取り組みを行っている。
出前授業では初めにヘアドネーションを経験した生徒が体験談を披露。3年生の山口陽(ひなた)さんは母親から髪の寄付のことを教えてもらったという。小4のときから伸ばしていた髪は腰まであったといい、「ヘアドネーションに取り組む美容室で切ってもらった。意識しなければ切った髪はただのごみだが、自分の髪が誰かの役にたつと思えばうれしい」などと語った。
渡辺代表は「髪の毛を提供するだけにとどまらず、なぜヘアドネーションが必要とされるのか、もう一歩踏み込んで考えてもらえれば」などと期待を込めた。(ライター・寺師祥一)
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