ことし6月からに7月かけて、毒物のシアンが相次いで流出した千葉県にある日本製鉄の製鉄所でこれまでも基準を超えるシアンが検出されていたにもかかわらず、県に報告されていなかったことがわかりました。
こうした対応は少なくとも3年前から続けられていたということで日本製鉄は不適切だったとして謝罪しました。
千葉県君津市にある「日本製鉄東日本製鉄所君津地区」ではことし6月から7月にかけて東京湾に面した排水口などから基準を超える毒物のシアンが相次いで検出され、県の立ち入り検査を受けています。
千葉県はこれまでに健康被害の報告はないとしています。
日本製鉄がこれを受けて過去の水質検査の結果を点検したところ、ことし4月までの3年余りで基準を上回るシアンを合わせて39回、検出していたことがわかったということです。
中には、いったんは基準を上回るシアンが確認されたにもかかわらず、検出されなかったとする再検査の結果のみを記録していたケースもあったということです。
法律では県に結果を報告することは義務づけられていないものの、日本製鉄はすべての例で報告しておらず「不適切だった」としています。
シアンは高炉で使用する水に含まれ、施設内の設備のトラブルなどで排水施設に流れ込んだとみられるということで対策はすでに講じたとしています。
日本製鉄東日本製鉄所の谷潤一所長は18日の記者会見で「ご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳なく、重く受け止めています。データの取り扱いを改め再発防止に努めたい」と謝罪しました。
2022-08-18 22:35:07Z
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