2022年08月27日13時33分
【ニューヨーク時事】「たった一つの加盟国から異議があった」。予定より4時間半遅れで演壇に現れたスラウビネン議長が口を開くと、各国代表団で埋まった国連総会議場が静まり返った。続いて発言したロシア代表が「この文書にはコンセンサスがない」と言い切った瞬間、4週間にわたる協議の決裂が決定的となった。沈黙は音のない悲鳴に変わった。
各国からは失望の声が次々と上がった。核保有国に軍縮へ向けた強力な行動を求めてきた中米コスタリカ代表は「私たちの現代社会が、少数の気まぐれの人質となっているのを残念に思う」と述べ、非保有国が大国に翻弄(ほんろう)される現状に不満を隠さない。非同盟諸国を代表して演説したインドネシアは「成果を生み出せなかったことに失望を表明する」と語った上で、核保有国に核軍縮に誠実に取り組むよう求めた。
米国はロシアによるウクライナ侵攻を改めて非難した上で「きょう、私たちがコンセンサスを得られなかったのはロシアのせいだ」と力を込めた。
2022-08-27 04:33:00Z
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