台風はこの時間、大東島地方に最も接近していて、
▽北大東空港ではきょう午前2時28分に31.4メートル、
▽南大東島では午前2時10分に30.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風は発達しながらしだいに進路を西寄りに変え、沖縄・奄美には今夜からあすにかけてかなり接近する見込みです。
1日の最大風速は、
▽沖縄地方で40メートル、
▽奄美地方で25メートル、
最大瞬間風速は、
▽沖縄地方で60メートル、
▽奄美地方で35メートルと予想されています。
沖縄・奄美ではあすも最大瞬間風速が35メートルから65メートルと予想され、一部の住宅が倒壊するおそれがある猛烈な風が吹くところもある見込みです。
沖縄・奄美の海上はうねりを伴って波が高く、予想される波の高さは
▽沖縄地方で12メートル、
▽奄美地方10メートルと、猛烈なしけとなる見込みです。
また、台風本体や周辺の発達した雨雲の影響で、雷をともなって非常に激しい雨が降るおそれがあり、2日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、▽沖縄地方で150ミリ、▽奄美地方で120ミリと予想され、3日にかけて雨量はさらに増える見込みです。
沖縄・奄美では台風の接近と大潮の時期が重なるため潮位が高くなるおそれがあり、海岸や河口付近の低地では浸水するおそれがあります。
台風は東シナ海で速度が遅くなると見込まれ、影響が長引くおそれがあります。
気象庁は暴風や高波、高潮に厳重に警戒するとともに、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にも警戒するよう呼びかけています。
風や雨が激しくなってからでは避難することが難しくなります。
風が強まる前に頑丈な建物に移動したり、ハザードマップで避難先を確認したりするなど、早めの備えを進めるとともに、地元の気象台や自治体からの情報に注意してください。
2023-07-31 20:29:17Z
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