海上自衛隊によりますと、墜落した2機は当時、潜水艦を探知して対処する「対潜戦」と呼ばれる任務の訓練を行っていました。
「対潜戦」では、哨戒ヘリコプターが低い高度でホバリングをして海中の音波を拾う「ソナー」と呼ばれる装置をケーブルでつり下げて海中に投下し、潜水艦からのわずかな音を探知するということです。
複数の場所で音波を拾うことで、潜水艦がいる方角や距離がより正確に把握できることから、「対潜戦」では通常、2機から3機のヘリコプターが連携して対応するということで、状況によってはヘリコプターどうしが近づくこともあるということです。
2021年7月には夜間に訓練を行っていた海上自衛隊のSH60哨戒ヘリコプター2機が接触して機体の一部が壊れる事故が起き、海上自衛隊は見張りを十分に行わず、お互いの動きを正確に把握しなかったことが原因だとしています。
こうしたことから複数の機体で訓練を行う際には見張りを万全にし、安全な高度や距離を保つようにしているということです。
今回の訓練には、哨戒ヘリコプター6機と護衛艦など8隻、潜水艦1隻が参加していたということで、墜落した2機は別の1機も含めて3機で現場周辺を飛行していたということです。
海上自衛隊は、夜間の飛行は昼間よりも視認性が劣るため危険を伴うとしていますが、暗視ゴーグルを装着すると護衛艦での発着が難しくなるなどとして、今回墜落した機体も含めて暗視ゴーグルは装着していなかったということです。
2024-04-21 11:00:00Z
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