刑務所収監のスー・チー氏を別の場所に移送「猛暑が理由」…ミャンマー国軍、恩赦はなし - 読売新聞オンライン

刑務所収監のスー・チー氏を別の場所に移送「猛暑が理由」…ミャンマー国軍、恩赦はなし - 読売新聞オンライン

　【ハノイ＝安田信介】ミャンマー国内の刑務所に収監されていたアウン・サン・スー・チー氏（７８）について、クーデターを強行した国軍が別の場所に移送した。国軍報道官が１７日、読売新聞の取材に明らかにした。移送先は不明。

　報道官は「（猛暑が続く）天候が理由」と説明した。スー・チー氏は収監後、体調の悪化が伝えられたことがある。同氏が率いる国民民主連盟（ＮＬＤ）政権の大統領だったウィン・ミン氏（７２）も刑務所から移送されたという。

　スー・チー氏は国軍がクーデターを起こした２０２１年２月１日に自宅で軟禁され、後に刑務所に収監された。汚職防止法違反などで有罪判決を言い渡されたが、２３年８月に国軍が６年減刑し、刑期は２７年となった。

　国軍は１７日、ミャンマーの暦の新年に合わせ、約３３００人に恩赦を与えたと発表した。スー・チー氏への恩赦はないという。

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2024-04-17 10:40:00Z
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