ロシアのプーチン大統領は16日から中国を公式訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行います。また、東北部の黒竜江省ハルビンを訪れる予定です。
今回は、通算5期目の任期に入ってから初の外国訪問で、重要な友好国、中国との結束をアピールしたいねらいがあるとみられています。
訪問を前にプーチン大統領は、国営の新華社通信の書面インタビューに答え、その内容をロシア大統領府が15日に発表しました。
この中でプーチン大統領は、ウクライナ情勢をめぐって「中国は問題の根本的な原因と地政学上の重要性を理解している」としています。
その上で「ウクライナ危機の解決に向けた中国のアプローチを前向きに評価している」として、中国の関与を歓迎する姿勢を示しました。
中国は2023年2月、ウクライナ情勢をめぐって対話と停戦を呼びかける12項目の主張を記した文書を発表しました。
しかし、ウクライナからのロシア軍の部隊の撤退は含まれておらず、アメリカなどはロシア寄りだと批判しています。
今回のインタビューでプーチン大統領は「われわれは平和的手段による包括的で持続可能かつ公正な解決を目指している。対話には前向きだが、交渉をめぐってはロシアを含むすべての国の国益を考慮しなければならない」として、解決にはあくまでもロシアの国益が考慮されることが重要だという立場を強調しました。
ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は、16日に北京でプーチン大統領と習主席との会談のほか、ラブロフ外相や新たに国防相に起用したベロウソフ氏、そして安全保障会議の書記に任命したショイグ氏も参加する、拡大会合が行われるとしています。
2024-05-15 03:05:08Z
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