スナク首相が7月4日に総選挙を行うと発表したことについて、イギリスの公共放送BBCは、総選挙は、この秋に行われるという見方が強まっていたとする一方、政権内にも選挙を先送りすれば与党・保守党の敗北がさらにひどくなるとして、選挙の時期を早めるべきだという意見があったと伝えています。
またイギリスの統計局が22日に発表した先月の消費者物価指数がおよそ3年ぶりに2%台の低い水準になったことに触れインフレ率の低下は成功とみることができると指摘しています。
そして選挙を先送りすれば、その間にインフレ率が再び上昇するおそれもあるとしてスナク首相が7月の総選挙を決断したという見方を伝えています。
一方、イギリスの有力紙ガーディアンは、保守党の支持率が低迷する中で、7月に総選挙を行うことについて「スナク首相が賭けに出た」としたうえで、経済の見通しは改善しているものの有権者はまだ景気回復を実感していないとして7月の総選挙に難色を示す閣僚もいたと伝えています。
そして政府関係者の話として、秋までに経済状況が大幅に改善する見込みがないほか難民認定を申請するためイギリスに不法に入国した人たちをアフリカのルワンダに強制的に移送する計画への実現に疑問もあることから、スナク首相は早く総選挙を行ったほうがいいと判断したようだと報じています。
2024-05-23 00:59:51Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjQwNTIzL2sxMDAxNDQ1NzkxMTAwMC5odG1s0gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment