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Sunday, June 2, 2024

アジア安全保障会議 中国国防相 台湾めぐり 米を念頭にけん制 | NHK - nhk.or.jp

アジア安全保障会議 中国国防相 台湾めぐり 米を念頭にけん制 | NHK - nhk.or.jp

アジアや欧米の防衛担当の閣僚らが出席してシンガポールで開かれているアジア安全保障会議では、2日午前、中国の董軍 国防相が演説しました。

この中で董 国防相はまず、「世界は今、大事な分岐点にたっている」という認識を示したうえで、とりわけ重要とみているアメリカとの関係について触れ、「両国の軍の関係は世界の安全と安定に関わる」と述べ、アメリカによる同盟国などとの連携の強化は情勢の緊張を招くだけだと批判しました。

そして、5月の頼清徳総統の就任演説のあと、中国軍が周辺で軍事演習を行った、台湾については、「台湾問題は、核心的利益の中の核心だ」としたうえで「現在の問題は、民進党当局がじわじわと台湾独立を推し進めていることだ」と述べて、非難しました。

そして「完全に中国の内政問題で、外部勢力が干渉する権利はない。台湾を中国から分裂させようとする者は、必ず自滅する」と述べ、関与を強めるアメリカを念頭にけん制しました。

さらに、中国が海洋進出を強めている南シナ海について、フィリピンと協力を深めるアメリカを念頭に、「中距離ミサイルを配備し、地域の安全と安定を著しく損ねた」と主張し、非難しました。

このほか董 国防相は、中国の核政策にも言及し、「いかなる時、状況においても、中国が核兵器を先制使用することは決してない」と述べました。

董 国防相としては、今回の演説で中国の従来の立場を主張するとともに、国際社会に広がる軍事面での「中国脅威論」を払拭(ふっしょく)しようとした形ですが、会場では、台湾周辺で軍事演習を行うなど強硬な姿勢を続ける中国に疑問を呈する声も聞かれました。

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2024-06-02 06:40:18Z
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