90分にわたった討論ではインフレやウクライナ情勢、移民政策など主要な政策について論戦を繰り広げました。
このうち、経済やインフレについてバイデン氏は「雇用を創出し、身近なものの価格を引き下げるために取り組んでいる」などと述べ実績を強調しました。
一方、トランプ氏は「バイデン氏はいい仕事をしていない。インフレは私たちの国を殺そうとしている」などと反論し批判しました。
さらに、討論会では双方が互いを「史上最悪の大統領だ」と批判し合うなど、激しい非難の応酬もみられました。
アメリカのメディアは、討論会でのトランプ氏の発言について、人工妊娠中絶は憲法で保証された権利だとした最高裁の判断が覆ることを「すべての人が望んでいた」と述べるなど、事実ではないものが少なくなかったと伝えました。
一方で、バイデン氏については、トランプ氏の事実ではない発言に十分に反論できない場面も目立ったうえ、序盤から声がかすれ、途中、数秒間、ことばに詰まる場面もあり、力強さや安定感、それに精彩を欠いていたと伝えています。
また、アメリカの複数メディアは、「大統領はかぜをひいている」とバイデン大統領の陣営関係者の話として伝えています。
さらに、CNNテレビは民主党関係者の話として、バイデン氏が党の候補者でよいのか、疑問視する声も出ていると伝えていて、バイデン氏の年齢や健康状態に対する有権者の懸念が改めて高まる可能性もあります。
2024-06-28 10:00:43Z
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