楽しみな年末特番目白押しだった昨年の12月。他の月と比べて、テレビを多く視聴したという人も少なくないだろう。
そんな大勢の人がテレビに熱視線を送るであろう12月に、とりわけ視聴質が戦ったCMというと、いったい、何になるのだろうか?
そこで今回、人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供するTVISION INSIGHTSによる「全業界企業CMランキング(2019年12月)」が発表されたので、タイムCMとスポットCMそれぞれのトップ10を紹介していきたい。
なお、このランキングは、VI値とAI値をかけあわせた「VI値×AI値」の高い順に順位づけされている。これは専念視聴度合いを示す指標であり、数値が高いほどそのCMがより注視されていることを示す。
VI値×AI値は2019年12月1日の放送から500GRPに到達するまでの平均値を使用しており、企業ごとの出稿量の違いを排除して数値化されている。
タイムCMのスコア1位はサントリー、スポットCMのスコア1位はアップルが輝く
2019年12月の全業界のタイムCMの中で最も見られていたのは、サントリーだった。2位が日本生命保険、3位が日本コカ・コーラ、4位がサントリー食品インターナショナル(清涼飲料)、5位がKDDI、6位が日清食品、7位がスズキ、8位がJXTGエネルギー、9位がY!mobile、10位が大和ハウス工業という結果となった。
2019年12月の全業界のスポットCMの中で最も見られていたのは、アップルだった。2位がU-NEXT、3位がゼリア新薬工業、4位がブイキューブ、5位が大東建託、6位がグッドラック、7位が霧島酒造、8位がいなばペットフード、9位が永谷園、10位がパナソニックという結果となった。
<TVISION INSIGHTS視聴質コンサルタントによる考察>
タイムCMでトップのサントリーさんは、TBSの「日曜劇場(グランメゾン東京)」枠でよく見られていたことがわかっております。また、スポットCMでトップのアップルさんは、GRP500時点ではiPad「心に届く贈りもの」篇(孫がおじいさんへおばあさんとの思い出ムービーを贈るという内容)が、よく見られていたことがわかっております。
■視聴質について
・VI値(滞在度=Viewability Index)
テレビが点いている際に、どれくらいTVの前に滞在しているかの度合いを示している。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長いことを表す。
・AI値(注視度=Attention Index)
テレビの前に人が滞在している際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示している。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長いことを表す。
・VI値×AI値(専念視聴度)→本分析対象
テレビが点いている際に、どれ位テレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示している。※VI値、AI値ともに、2016年4月から2016年9月の半年間における、放送局(NHK/ETV/NTV/TBS/EX/TX/CX)の平均値を1.00としている。
■その他の数値
GRP(Gross Rating Point)
TVISION推定のものが使用されている。また、CMが放送された時点のTVオン率をベースに集計されている。
■データの収集方法
一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢が判断・計測されている。2015年6月より計測スタートし、2020年2月現在、関東エリアの800世帯・関西エリア100世帯、地上波6局7チャンネル・MXテレビ、BS8局9チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測が行われている。
■注釈
集計対象CMは、2019年11月までは集計期間における企業内の全CM(TIME+SPOT)だったが、2019年12月からは、集計期間における企業内のタイムCMとスポットCMを分けて集計されている。。
タイム/スポット区分は、エムデータ社のメタデータに準拠。
2019年12月分から、集計期間内の出稿GRP(TVISION推定)が、500GRP以上の企業が対象。
小数点3位以下は四捨五入。
出典元:TVISION INSIGHTS株式会社
構成/こじへい
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March 02, 2020 at 12:02PM
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