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Wednesday, March 25, 2020

ダイソンヘアアイロン「Corrale」レビュー:多くの人が気になってるけど、買いかどうかは思ってる以上に「人による」 - ギズモード・ジャパン

気になってます。

髪へのダメージが半減されるとして、(ダイソン)が発売した高級ヘアアイロンCorraleファーストルックで触ってみた米Gizmodo編集部Victoria Song記者のもとには「で、どうだった?」というメッセージがきまくっているそうですが、満を持してのフルレビューです。で、どうだった


髪をヘアアイロンでストレートにするのって本当にめんどうくさい。サラサラ直毛で生まれなかった、全世界のくせ毛のみなさんならわかるはず。お高いスタイリング剤、熱、今日の天気、湿気、そのすべてがうまいこといかないとサラサラストレートなんて実現不可能。先日、ダイソンの500ドルコードレスヘアアイロンCorraleに触ってみたのレビューを担当しましたが、記事が公開されるとすぐに、友達からたくさんのDMが届きました。みんな興味津々。ということで、今回は数日がっつり使ってみたレビューです。みんなの「で、どうだった?」への答えは、一言でいえば「人による」です。

Dyson Corrale

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)

これは何?:コードレスのヘアアイロン

価格:500ドル(約5万6000円)

いい:時短。カールアイロンとしても使える。どんな髪質でも使える。アイロンが温まるまでが早い。

残念:めちゃくちゃ高い。髪質によっては理想の仕上がりとはいかないことも。

屈曲板の存在が髪へのダメージを軽減

Corraleの鍵となるのはファーストルックでも触れたように屈曲板の存在。一般的なヘアアイロンと違い、この柔軟性のある屈曲板が熱と圧を均等に伝え、1度にたくさんの髪を巻き取れることから、アイロンを通す回数が減り、その結果髪へのヒートダメージも減るということです。

ダイソンいわく、カールアイロンAirwrapに寄せられたクレームを参考に改良を施し、今回はどんな髪質でも使えるのが強みなんだとか。髪質について4bとか4cとかでてきますが、それはこちらを参照。

女性スタッフに使ってもらったよ

まず私の髪質は、くせ毛というほどくせ毛ではないそう。ダイソンアンバサターの人いわく、私は2Aまたは1Cというタイプだそう(いつもの美容師さんからは2Bと言われるので人によって誤差あり)。タイプの数字はどうであれ、私の髪は太め固めで、夏場はアホ毛多めでうねりがち。とはいえ、ヘアアイロンでストレートにしたり、髪を巻くのはそんなに難しくはないタイプ。タイプ3とか4の人と比べたら、楽にスタイリングできるほうです。

ということで、会社にいるいろいろな髪質の女性スタッフにも一緒にCorraleを使ってもらいました。その様子はこちらの動画で見られます。レビュー動画に出てくる会社の人のなかにはタイプ4の人はいません。ダイソンのプライベート体験会のデモで、タイプ4の人がスタイリングされるのを見ましたが、美しい仕上がりでした。ただ、プロのヘアスタイリストさんがやっていたので当然といえば当然。ヘアアイロンは個人のスキルによるところもかなり大きいかと。

短時間でスタイリングできる!

編集部でのテストでは、Corraleやっぱりスゴイな! と思うことがいくつもありました。まずは、時短がスゴイ。Jezebel編集部のShannon Melero-Ureñaは、通常髪の毛をストレートにするのに1時間から2時間かかるそうですが、これがCorraleならたったの35分! スゴ! 動画プロデューサーのPilar Enseñatは45分、私は15分ほどかかりました。私も通常1時間から1時間半かかるのでこれはかなりの時短!

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)

本体が熱くならない。けれどちょっと物足りないかも?

Corraleの優れた点のひとつは、アイロン自体はそこまで熱くならず、先端も熱くならないということ。つまり、火傷せずに髪の根元からしっかりアイロンでストレートにできるということです。しかし、これは同時に毛先がしっかりストレートになりにくいとも言えます。が、見方によっては、ナチュラルな仕上がりともとれ、それはそれで悪くないんですけどね。シャキーンと直毛が理想という人はちょっと物足りないかも?

熱くなりすぎないことで、腕や手にアイロンが当たっても火傷しないのもありがたい(とはいえ、アイロンはアイロンなので、長時間当てていると火傷しますよ)。私が数年前からヘアアイロンを使っていない最たる理由はこれ、火傷ですから。火傷しない(しにくい)というのはすごい魅力!

アイロンが温まるまで一瞬というのもCorraleの魅力のひとつ。完全に冷えている状態から、使える温度になるまでものの数秒です。また、使うのを中断すると自動でOFFになるのもうれしい。

コードレスも、使い勝手をよくする重要ポイント。コードがあるとうっとおしいですからね。

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65ミクロンに加工されたマンガン銅合金でできた屈曲板。
Photo: Victoria Song (Gizmodo)

Corraleの弱点その1:重い

魅力の多いCorraleですが、すべてにおいて完璧というわけではなく。

重い。Corraleは、従来のヘアアイロンよりも重いのです。これについてダイソンは、重さ=重力がストレートにするのを手助けしてくれると言っていますが、うちのクリエイティブプロデューサーのJoyzel Acevedoは、30分で腕が死んだと言ってましたね

彼女は髪が固くて、Corraleなら何度もアイロンせずとも大丈夫とは言われたものの、それは叶わず。結局、ある程度の繰り返しは必要で途中リタイア。ストレートにしたところの出来は素晴らしかったのですが、全部やるとなると腕がもたないと。翌日、ヘアアイロンで筋肉痛になっていました。私個人はそれはなかったですが、そこは髪質の差。私はストレートにするのに30分以上かかることはなかったので。

Corraleの弱点その2:慣れが必要

よりよい仕上がりのためには、練習というか慣れが必要です。Corraleは屈曲板のおかげで、従来のアイロンよりもぎゅっと力をいれて挟まなくてもいいのです。なので、今までのアイロンと同じ強さでやると驚きの結果(悪い意味で)になってしまいます。テストでも、いい塩梅の強さを見つけるまで何度かトライしてみたので、技術とはまでは言いませんが慣れるまで練習は必要ですね。

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シンプルな作りのボタン。プラスマイナスが温度調整。電源ボタンの下はアイロンを閉じた状態で置いておけるロック。
Photo: Victoria Song (Gizmodo)

慣れでいうと、温度設定も慣れが必要かも。Corraleは3つの温度設定、165度(華氏330度)・185度(華氏365度)・210度(華氏410度)があります。ダイソンは、従来のヘアアイロンよりも低い温度で同じ結果が得られるといいますが、自分にあう「いつもより低い温度」を見つけるのには、これまた慣れが必要。テストに参加したJoyzel、Shannon、Pilarは410度設定、私は365度設定でした。

Corraleの弱点その3:バッテリー

この微妙な温度差はバッテリーの持ちに影響してきます。Corraleには4つのリチウムイオン電池がはいっていますが、連続稼働時間はは約30分。ただ、設定温度やスタイリングの仕方によって若干違いあり。私は1度の充電でスタイリングを終えることができましたが、Shannonは30分でバッテリ残量少の表示となりコードにつなぐことに。一方、Joyzelは同じ30分で充電切れに。ちなみに、バッテリーには飛行機持ち込み用にOFF機能があります。

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飛行機マークの部分を外すとリチウムイオン電池がOFFに。
Photo: Victoria Song (Gizmodo)

スタイリングに関しては上々

スタイリングはというと、プロはもちろん、スタイリング得意じゃない素人でもうまい具合に仕上がります。Shannonいわく、Corraleでストレートにした髪はジムのワークアウト後でもキープされていたとのこと! Joyzelのカールヘアも、洗髪後でもクルクルまでは戻らなかったとのこと! ヘアアイロン使ったことある人ならわかると思いますが、水は大敵なので汗やシャワーにも負けないって驚きますよね

500ドル出せるか、それが問題だ

問題は、このヘアアイロンに500ドル出せるかどうかということ。ダイソンのプロダクトは基本高い。しかし、結果も出しているのがダイソン。Corraleは、その値段で期待する通りの結果が得られます。それでも、購入に躊躇する価格です。私にとって、Corraleは高校大学時代にあればよかったなと思うプロダクト。あのときにコレがあれば、どれだけお小遣い浪費と髪のダメージを抑えることができたでしょうか!

でも、今はアイロンあっても夏の湿気ではねる髪を抑える程度にしか使わないしな。そのために500ドルは出せない…。いくらスタイリングの時短になると言えど、500ドルは無理。これが200ドル(約2万2000円)くらいなら即買いなんですけどね。あとは最近の流れとして、ありのままのナチュラル系がトレンドなこともあって、私も無理にストレートにしないでいいという気分です。私の周りのくせ毛の友達もこの傾向は強いですね。ヘアアイロンでバシっとスタイリングするのはよっぽど特別なときだけで、そのためだけにヘアアイロンに500ドルは出せないなぁ。

ちなみに、ダイソンの言うとおり、Corraleはどんな髪質でもいけました。編集部のテストでは、髪質によってこの人のほうがあの人よりスタイリングうまくいったいかなかったという差は出たものの、それでも概ね仕上がりはよし。でも、まぁ、やっぱり魔法じゃないのでね。タイプ3、4レベルのかなり強いクセの髪質なら、低温で15分でOK! なんてのは夢です。それは本当にもう魔法じゃなきゃ無理。

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左:スタイリング前 → 中:ストレートに、所要時間10分 → 右:毛先をカール、所要時間+20分。
Photo: Victoria Song (Gizmodo)

毎日ヘアアイロンを使っている人ならば買い

もし、毎日必ずヘアアイロンでスタイリングするという人なら、500ドルは悪くない投資だと思います。アイロンの熱ダメージが少なければ、ヘアカラーも長持ちします。となればサロンの予約回数が減り、結果500ドルの投資が節約になるかもしれません。あとは、美容師さんがけっこうやっているテクニックですが、フラットアイロンでカールもかけるというやり方ね。アレができる人なら、フラットとカール2つ買わずにこれ1本で済ますってのもあり。ただ、スキルがいるので練習は必至。ダイソンではアレンジチュートリアル動画をいくつか公開しています。

Corraleは買いか否か。その答えは、スタイリングの頻度、髪質、スタイリング技術、時短やヘアアレンジのためにどれほど投資したいかによって変わってきます。というわけで、冒頭で述べたとおり「人による」というわけ。

まとめ

・500ドル、たっか!

・屈曲版がセールスポイント。1度にたくさん挟めるので、結果髪の毛へのダメージが半減。

・バッテリーもちは約30分。

・3つの温度設定:165度(華氏330度)、185度(華氏365度)、210度(華氏410度)。

・ダイソン的にはどんな髪質でもいけるとのことだが、編集部のテストでは髪質によって向き不向きはやっぱりある。

・高品質でデザインもよく考えられている。それにしても500ドル…。

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March 25, 2020 at 09:00PM
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