岐阜県は２８日、新型コロナウイルス特措法に基づく休業要請に応じない県内のパチンコ店８店に対し、「３０日午前１０時以降も営業を続けた場合は店名を公表する」と事前通知した。従わない場合は、書面で再度要請をした上で同日中に店名を公表する。
県によると、県内のパチンコ店１５６店のうち８店が１８日の休業要請以降も営業を続けており、客が集中している店もあるという。パチンコ店は「３密」になることが多く、感染が拡大した場合も客の把握や追跡が困難となるため、県は担当者が店に直接出向くなどして、５月６日までの休業自粛を要請してきた。
県庁で取材に応じた古田肇知事は「使えるルール（法律）は使わせてもらう。店側も速やかに理解してもらえるとありがたい」と協力を求めた。要請に応じない場合は、法的に従う義務がある「指示」を出すこともできるが、古田知事は「状況によっては（指示を出す）と思っている」と述べた。
2020-04-28 22:41:00Z
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