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Tuesday, April 28, 2020

首位打者、防御率、本塁打……最もハイレベルだった個人タイトル争いは?(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース

 2019年のセ・リーグは、中日の大野雄大と広島のクリス・ジョンソンが最優秀防御率のタイトルを争い、最終的に0.01差で大野がタイトルを獲得。接戦を制した。こうした防御率や打率争いは僅差になりやすく、どちらに軍配が上がってもおかしくない大接戦になることがある。今回は、そうした「高いレベルで接戦となったタイトル争い」を紹介する。

史上最も接戦かつハイレベルだった1976年の首位打者争い

「首位打者争い」は、1厘差どころか「毛」の単位での接戦も多いのだが、過去最もハイレベルかつ接戦だったのが1976年の中日・谷沢健一と巨人・張本勲だ。日本ハムから巨人に移籍してきた張本は、序盤から安打製造機の異名どおりの活躍を見せ、常に首位打者争いのトップを走っていた。これをヤクルトの若松勉が追う形でシーズンは進むが、若松に次ぐ打率だった谷沢が10月に入ってから48打数25安打と5割を超えるペースで打ちまくった。

 9月末の時点で張本と谷沢の打率の差は2分もあったが、谷沢は驚異の活躍で一気に若松を抜き、張本を猛追。10月16日に巨人が全日程を消化し、張本が谷沢と4厘差の打率.35477で先にシーズンを終えると、谷沢は残り4試合でこの差を逆転。プレッシャーのかかる中、見事に首位打者のタイトルを獲得した。谷沢の最終打率は.35483、張本は.35477で、その差はわずか「.00006」(6糸)。NPB史上最も僅差での決着となった。

 ちなみに、この年のセ・リーグは10位の巨人・高田繁まで全て3割超え。谷沢と張本の接戦がクローズアップされがちだが、誰が首位打者になってもおかしくなかった。

1点台前半で争った末に0.01差で決着

「最優秀防御率」は、首位打者と同じく接戦での決着になることが多いタイトルだ。過去には数多くの僅差による決着があるが、特にハイレベルの接戦だったのが1956年。この年は巨人・堀内庄と、抜群のコントロールが特徴の阪神・渡辺省三による驚異の最優秀防御率争いが繰り広げられた。

 1954年に巨人に入団した堀内は、プロ3年目のこの年に頭角を現し、巧みなコントロールで勝ち星を積み上げていく。1952年に阪神にテスト入団した渡辺は、翌1953年に一軍に昇格すると、抜群のコントロールと変化球でローテーションに定着。迎えた1956年シーズンも順調に白星を重ねてチームをけん引した。最終的に堀内は37試合に登板して14勝4敗、防御率1.46。対する渡辺は52試合に登板して22勝8敗、防御率1.45と、堀内をわずか0.01差で勝り最優秀防御率のタイトルを獲得した。

 この年に2人が残した防御率はNPB歴代46位(渡辺)と49位(堀内)。史上まれに見るハイレベルな「最優秀防御率」争いだった。

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