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Wednesday, April 8, 2020

サンダース氏、米大統領選撤退 民主候補はバイデン氏に - 日本経済新聞

サンダース氏、米大統領選撤退 民主候補はバイデン氏に - 日本経済新聞

8日、バーモント州の自宅からネット中継を通じて大統領選撤退を表明したサンダース氏=ロイター

8日、バーモント州の自宅からネット中継を通じて大統領選撤退を表明したサンダース氏=ロイター

【ワシントン=永沢毅】米大統領選で民主党候補の指名を争っているバーニー・サンダース上院議員(78)は8日、大統領選から撤退すると表明した。これによりジョー・バイデン前副大統領(77)が8月の民主党大会で党候補の指名を得るのが確実となり、11月の本選で再選をめざす共和党のトランプ大統領と対決する構図が固まった。

サンダース氏は8日、オンラインを通じた演説で「私が指名争いで勝利するのは事実上、不可能だ」と敗北を認めた。同氏は党の指名を得るのに必要な獲得代議員数でバイデン氏に大きく水をあけられている。逆転は困難との見方が強く、陣営内にも撤退論が広がっていた。

新型コロナウイルスの感染拡大で各州の予備選も延期を余儀なくされているうえ、選挙活動は大きく制約を受けている。サンダース氏はトランプ氏の打倒に向け、早期の挙党体制の構築が必要と判断したとみられる。バイデン氏は声明で「ともにトランプ氏を倒そう」と結束を呼びかけた。

バイデン前副大統領(右)とサンダース上院議員(ロイター=共同)

バイデン前副大統領(右)とサンダース上院議員(ロイター=共同)

サンダース氏は国民皆保険や大学無償化など、リベラル色の強い政策を掲げる左派の代表格。2月初旬に始まった指名争いの序盤では優位に戦いを進めて一時は首位に立った。

ただ、14州・1地域で予備選が集中的に実施された3月3日の「スーパー・チューズデー」で、中道派の票を結集したバイデン氏が獲得代議員数で逆転。サンダース氏はその後は苦戦を強いられた。7日に実施された中西部ウィスコンシン州予備選でも、バイデン氏が優位にたっている。

サンダース氏の撤退を受けてトランプ大統領は8日、ツイッターに「ウォーレン候補がいなければ、バーニーはスーパー・チューズデーのほとんどの州で勝っていただろう!」と投稿。同じ左派のウォーレン氏とリベラル票が分散し、サンダース氏の足を引っ張ったと指摘した。党内の分断をあおる狙いがある。

米大統領選は8月に共和、民主がそれぞれ党大会を開いて党の候補を正式に指名。9~10月にかけて実施される3回のテレビ討論会を経て、11月3日に投開票される。

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2020-04-08 15:28:27Z
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