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Friday, May 1, 2020

感染防護具の不足が最も深刻 新型コロナ治療の最前線 緊張ピークの現場を医師が報告 - 沖縄タイムス

 新型コロナウイルスの感染が広がる県内で、未知のウイルスに立ち向かう救急医療現場の緊張感はピークに達している。県立中部病院救急救命センターの中山由紀子医師(38)。妊娠10カ月で産休に入ったが、3月末まで緊張が高まりつつある現場で治療に当たった。大型連休に入り、1日当たりの新たな感染者数が落ち着きつつあり、気が緩みかねない今だからこそ、命を守る最前線で闘う医療従事者に代わり「命と医療を守る行動を」と呼び掛ける。(社会部・篠原知恵)

感染防止のため、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った取材に応じる中山由紀子さん=4月21日

感染防止のため、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った取材に応じる中山由紀子さん=4月21日

沖縄県立中部病院

沖縄県立中部病院

感染防止のため、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った取材に応じる中山由紀子さん=4月21日 沖縄県立中部病院

 救急搬送されてくる患者が新型コロナかどうか-。PCR検査の結果判明まで1日以上を要し、即座にはっきりしないことが現場の空気をより張り詰めたものにする。中部病院は現在、心肺停止や人工呼吸器を要する状態で搬送される患者は全て「新型コロナの可能性あり」とみて、立ち会う医療スタッフ全員が防護服を着る。

 最も深刻なのは、ガウンや医療用マスクなど「感染防護具の不足」だ。

 本来は1人の患者ごとに脱ぎ、1日に何枚も使う。だが、感染症指定医療機関の中部病院ですら在庫切れは目前。患者治療に影響が出ない範囲で「使い回し」せざるを得ない。防護具を温存するため、立ち会うスタッフは平時の半分。例えば心肺停止の患者のケースは通常、医師や看護師ら6人前後で治療に当たるが、今は3人程度だ。

 「身を守る防護具が思う存分、自由に使えないことが一番の懸念です」

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