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Wednesday, August 12, 2020

害虫?疫病?不気味に広がるシークヮーサー枯死 沖縄の農家苦悩「クラスターみたいだ」 - 沖縄タイムス

害虫?疫病?不気味に広がるシークヮーサー枯死 沖縄の農家苦悩「クラスターみたいだ」 - 沖縄タイムス

 【北部】県内1~2位のシークヮーサー収穫量を誇る大宜味や名護の畑で、不気味に広がり続ける立ち枯れ。被害の進行を目の当たりにしながら打つ手がなく、農家からは「シークヮーサーのコロナだ」と悲痛な声も漏れる。シークヮーサー果汁の商品を販売している業者からも「このままでは産業全体を脅かす」と、早急な対応を求める声が上がっている。(1面参照)

立ち枯れが始まったシークヮーサーについて説明する安村弘充社長。緑だった葉が黄色みを帯びて、落葉し始めている=7月30日、名護市勝山

立ち枯れが始まったシークヮーサーについて説明する安村弘充社長。緑だった葉が黄色みを帯びて、落葉し始めている=7月30日、名護市勝山

 3~4年前から被害が目立つようになった名護市勝山。産地内の少なくとも21カ所で確認されており、勝山シークヮーサーの安村弘充社長は「1カ所につき5、6本でクラスターを起こしているイメージだ」と話す。カミキリムシやナガタマムシの食害で樹勢が弱くなったところへ、すそ腐れ病などの疫病が入り込んでいるのではないかと予想。斜面で立ち枯れが起きると、被害は次第に低い土地へ移っていくという。

 生産量は、2016年に台風の影響で落ち込んだ後も回復せず、13~14年のピークから現在も半減状態。安村社長は立ち枯れの影響があるとみている。

 大宜味村押川の照屋信安さん(77)が集落内の立ち枯れに気付いたのは約10年前。自分の畑でも4~5年前から樹齢40~50年の木が徐々に枯れていった。約5千坪(1万6500平方メートル)のうち1割以上が被害に遭っている。収穫量は7~8トン落ち込んだという。

 徳田健一さん(75)は5千坪の約半分を失い、収穫量は4割減。根が腐り栄養が葉に届かないようだと話す。照屋さんも徳田さんも、カミキリムシやナガタマムシを見掛けることはほとんどないという。

 北部一帯からシークヮーサーを買い取り、搾汁して商品化している沖縄アロエの湧川英男社長は「このままでは産業全体を脅かす。各農家での対応には限界があり、対応を急いでほしい」と話している。

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2020-08-12 23:21:00Z
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