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Sunday, December 27, 2020

東京都 新型コロナ 新たに708人感染確認 日曜としては最多 - NHK NEWS WEB

東京都は27日、日曜日としては最も多い708人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都の基準で集計した27日時点の重症の患者は82人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。

東京都は27日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて707人と、年齢が不明な1人の合わせて708人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

日曜日としては最も多く、曜日ごとの最多を更新するのは13日連続です。
1日の感染の確認が700人を超えるのは5日連続です。

年代別では、
▽10歳未満が14人、
▽10代が48人、
▽20代が183人、
▽30代が132人、
▽40代が99人、
▽50代が93人、
▽60代が50人、
▽70代が45人、
▽80代が30人、
▽90代が12人、
▽100歳以上が1人です。

感染が確認された708人のうち、およそ38%にあたる272人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ62%、436人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて5万6559人になりました。

一方、都の基準で集計した27日時点の重症患者は、前日の26日より1人増えて82人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。

死亡した人はいませんでした。

「陽性率」上昇 25日時点で8.2% 宣言解除後 最も高く

東京都では、検査を受けた人のうち陽性になる人の割合「陽性率」が上昇していて、25日時点では8.2%となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も高くなりました。

東京都は、前日までの1週間に陽性と判明した人の平均を、前日までの1週間に検査した人の平均で割った数字を「陽性率」として公表しています。

26日公表された25日時点の陽性率は8.2%で、ことし5月25日に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も高くなりました。

8%以上となるのは、緊急事態宣言が出されていた5月3日以来です。

都内の陽性率は、9月から10月にかけては3%台で推移していましたが、先月中旬に6%まで上昇しました。

そして、今月18日には7.0%となりその後も上昇していました。

都内の陽性率がこれまで最も高かったのは、緊急事態宣言が出されていた4月11日の31.7%で、4月は検査件数が今より大幅に少なく半数以上の日が20%から30%台でした。

専門家「陽性率が上昇する傾向は今後も続く可能性」

新型コロナウイルスに感染しているか調べる検査を受けた人のうち、陽性と判定される人の割合「陽性率」が東京都で上昇が続いていることについて、日本感染症学会の理事長で、東邦大学の舘田一博教授は「感染の第1波のときには検査能力が今より低く、検査数が少ない中で高い陽性率が出ていたが、いまははるかに多く検査できるようになっている中で、陽性率が上がっている。東京は特に人口密度が高いうえ、多くの人が出入りして感染リスクが高い飲食店も多く、感染は市中のあらゆる場所に広がっているのではないか。陽性になっている人以外にも、感染している人が多くいる可能性も考えておかなければいけない」と話しています。

そのうえで、舘田教授は「人々の行動や対策があまり変化していないことも踏まえると、陽性率が上昇する傾向は今後も続く可能性があると考えなければならない。全国的に感染を抑制していくためには、東京を含めた首都圏の感染状況をしっかり抑えることが重要だ。新規の感染者数が最多を更新する中で、年末年始を迎えてしまうと、年始にさらに感染者が増加して医療崩壊がより現実味を帯びてしまうため、帰省も慎重に判断し、飲食を伴う会合を控えるなど、年末年始はできるだけ静かに過ごす必要がある」と話しています。

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