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Saturday, January 9, 2021

米民主、異例のスピード弾劾論 「トランプ氏は脅威」 - 日本経済新聞

米民主、異例のスピード弾劾論 「トランプ氏は脅威」 - 日本経済新聞

米民主党のペロシ下院議長はトランプ大統領の弾劾訴追を「現実的な選択肢」と語ったという=ロイター

【ワシントン=中村亮】米民主党はトランプ大統領の罷免を求める弾劾訴追の手続きをめぐり、異例の短期決戦を視野に入れている。トランプ氏を民主主義や安全保障を脅かす存在とみなし、20日の任期切れを待たずに一刻も早く退任すべきだとみるからだ。

民主党のペロシ下院議長は8日、同僚議員と数時間にわたるオンライン会議で、トランプ氏の早期退任に向けた措置を協議した。米メディアによると、ペロシ氏は弾劾訴追について最終判断していないが「現実的な選択肢」と語ったという。

今回は下院が異例の速さで弾劾訴追を決議する可能性がある。民主党が11日にも弾劾決議案を提出する方向で調整し、早ければ週半ばにも本会議で採決する案が浮上している。

大統領の弾劾手続きは下院での弾劾訴追の決議を受け、上院が弾劾裁判で罷免を判断する仕組み。下院が2019年にトランプ氏を弾劾訴追した際は議会の調査開始から決議まで3カ月近くを要し、上院での罷免には至らなかった。

通常は司法委員会での公聴会や決議案の審議を経て本会議で弾劾の採決をするが、民主党のナドラー司法委員長は決議案を本会議に直接提出すべきだと主張。議会占拠をめぐるトランプ氏の言動を容易に確認できるため詳細な調査や審議は不要だと考えているようだ。

トランプ氏の退任が20日に迫っているにもかかわらず、民主党が弾劾手続きを急ぐのは、トランプ氏が安全保障を脅かす存在になっているとみるからだ。

ペロシ氏は8日、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と電話し、核兵器使用に必要な発射コードへのトランプ氏のアクセスを阻止する措置を議論した。「トランプ氏は抑止の利かない状態にある」と指摘。残りわずかの任期中に常軌を逸した判断を下しかねないと懸念している。

下院が短期で弾劾決議しても、上院で主導権を握る共和党が20日のトランプ氏の任期切れ前に弾劾裁判で罷免を決めるかは不透明だ。これまでに公の場でトランプ氏に辞任を要求したり、弾劾や罷免に賛成したりする共和党議員はわずかだ。

罷免には上院(定数100)で出席議員の3分の2以上の賛成が必要になる。上院勢力が拮抗する現状では共和党から最低17人程度の造反が条件で、ハードルは高い。

20日にトランプ氏が退任した後も弾劾裁判が続く可能性もある。その場合、罷免ではなく「有罪」だとの判断を議会として示すことで、大統領選への再出馬を阻止することが目的になりそうだ。トランプ氏は24年の大統領選出馬を検討中とされる。上院は過半数の賛成で、弾劾裁判で有罪となった人物から公職に就く資格を剝奪できる。

5日の南部ジョージア州の上院選決選投票で勝利を確実にした民主党の2候補が就任し、バイデン新政権が20日に発足すると民主党が上院の多数派となり弾劾裁判の手続きを進めやすくなる。

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2021-01-09 13:14:32Z
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