【ニューヨーク=大島有美子、ワシントン=鳳山太成】20日に退任した米トランプ前大統領は同日、米南部フロリダ州の高級リゾート地、パームビーチの別荘「マール・ア・ラーゴ」に到着した。バイデン大統領の就任式には出席しなかった。別荘周辺では支持者らが出迎えた。
ホワイトハウスは同日、トランプ氏が元側近で首席戦略官を務めたスティーブン・バノン氏を含む共和党関係者など73人に恩赦を与え、70人を減刑したと発表した。トランプ氏が退任後に訴追される可能性を排除するため、自身を恩赦の対象とするとの見方も浮上していたが、米メディアによると自身への恩赦はしなかった。
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トランプ氏は20日朝(日本時間20日夜)、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で退任式典を開き「さようなら。私たちは何らかの形で戻ってくる」と述べ、政治活動の継続に意欲を表した。
退任式では減税や規制緩和など「多くのことをなし遂げた」と演説し、1期4年の成果を自賛した。2020年11月の大統領選を巡り「現職大統領として史上最多の票を獲得した」と強調した。バイデン氏の名前を挙げずに「新政権の幸運と成功を祈る」と語った。「近いうちに会おう」と締めくくった。
約9分の演説を終えた後、フランク・シナトラの名曲「マイ・ウェイ」を流しながら20日午前9時に大統領専用機でフロリダ州へ出発。バイデン大統領の就任式中にフロリダ州に到着した。就任式にはペンス前副大統領が出席した。
別荘周辺には支持者が集まり、「トランプは勝った」「今でもあなたは私の大統領だ」といったプラカードを掲げて出迎えた。トランプ氏は移動車から笑顔で手を振った。パームビーチの警察は地元住民に対し、トランプ氏の到着に関して周辺道路を数日間封鎖するとの通知を出していた。
2021-01-20 23:46:06Z
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