【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は14日、2020年の世界の平均気温が16年と並んで観測史上最高となったと発表した。11~20年の10年間の平均気温も過去最高となり、近年の地球温暖化が如実に示された。
16年は南米ペルー沖の海水温が上がる「エルニーニョ現象」が強く発生し、世界的に異常な高温になった。一方、20年は同海域の海水温が下がり、気温を押し下げる効果がある「ラニーニャ現象」が続いたにもかかわらず、高温となった。
20年の世界の平均気温は14・9度で、産業革命前(1850~1900年)の平均から1・2度上昇した。
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