気分が最高の時も最悪の時も、いつか行ける旅について空想にふけることはよくある。しかし、国はもちろん、家からも出ることができないのが普通となっていた奇妙なここ数カ月のアメリカでは、その空想がエスカレートし、「旅行に行きたい」病がまん延していたと言っていいだろう。
ワクチン接種が徐々に始まった今、バケーションへ出かけるのも「夢」ではなくなりつつある。そんな中、アメリカの人々が次の旅で行きたいと考えている場所のトレンドをまとめたレポートが発表された。それによると、人気の旅行先は州ごとにばらつきがあるようだ。
レポートを発表したのは、旅行サイトのKOALA。彼らは、2020年の4月から10月にかけてのGoogleの検索データを分析し、アメリカ人がこの期間に最も多く検索した旅行先を割り出した。
全体で最も人気の旅行先はプエルトリコ。これは、同地がアメリカに近いということが要因だろう。この傾向は東海岸の州において特に顕著だった。また西海岸の州では、メキシコ、そして日本などへの旅行を考えている人が多いようだ。メキシコは、全体でも2番目に人気の高い国で、都市別の集計でもカンクンが2番目の人気を獲得した(トップは仏領ポリネシアのボラボラ)。
以下は、アメリカの各州で最も多く検索された人気の旅行先を示したマップだ。旅の衝動に駆られ過ぎないように気をつけよう。
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