青森県は10日、新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。居住地別に青森市、弘前保健所管内が各2人、八戸市、上十三管内が各1人。新規の感染経路不明は青森市の20代男性と八戸市の40代男性の2人で、ほか4人は既に判明した感染者の濃厚接触者。いずれも軽症、無症状で重症化はしていない。県内の感染確認の累計は828人となった。
青森市の60代男性は東奥日報社の社員で、濃厚接触者は市保健所が調査中。市によると、男性は9日に陽性が判明した弘前管内60代男性の知人で、行動歴の調査の中で接触があったことが分かった。この弘前管内60代男性からは、男性と同居する60代男女2人の感染も10日に判明した。県によると、男女2人に関する濃厚接触者はいない。
感染経路不明の2人のうち、青森市の20代男性は県外移動歴もない。4日に倦怠（けんたい）感、せきの症状が出て、6日に市地域外来を受診。7日に検査を受け、10日に陽性と判明した。濃厚接触者らは同居人や職場関係者を特定しているが、人数は調査中。
もう1人の八戸市の40代男性は、今月上旬に東北他県に滞在歴があるが、感染との関連性は分かっていない。市によると、移動の際に公共交通は利用しておらず、不特定多数の人と接する仕事でもないという。
男性は8日から発熱、鼻づまりなどの症状があり、9日に医療機関を受診して陽性と判明した。濃厚接触者らは市内の職場関係者や同居人ら数十人で、検査結果は11日夕方以降に判明する見通し。
このほか上十三管内の感染者は、行動歴など非公表の10代。確認済みの県内陽性者の濃厚接触者として検査を受け、感染が分かった。
2021-03-10 12:56:00Z
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