大阪府は29日、新型コロナウイルスによる1日当たりの死者の数が、過去最多の44人になったと発表しました。去年の感染拡大以降、都道府県別の1日の死者数で見ても、これまで最も多かった東京都の32人を上回り、全国で過去最多となりました。
大阪府は29日、新たな感染者は1172人で、1日としては過去最多となる44人の死亡が確認されたと発表しました。
これは、都道府県別の1日の死者数で見ても、これまで最多だった東京都の32人(2月3日発表)を上回り、全国で過去最多となりました。
発表された死者のうち60代が3人、50代が2人、40代が1人と比較的若い世代でも亡くなっています。
また、1人は自宅で亡くなったということです。
大阪府内ではことし3月から29日までに自宅で亡くなったのはこれで12人になりました。
死者増加の要因の1つが危機的な状況にある医療提供体制です。
29日時点では重症患者数は390人ですが、重症患者用の病床は337床で、58人が軽症・中等症の医療機関で治療を続けています。
受け入れ先の病院が見つからず、救急車による搬送に時間がかかることもあるほか、治療が間に合わないケースも出てきています。
2021-04-29 16:03:26Z
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